ぼんやり日記
DiaryINDEX|past|will
先日、住宅メーカーにラフデザインを書いてもらったが 簡単な家具も象徴として書かれてあった。 例えばリビングにはソファとテレビ。
そのテレビの絵を見て「でかい」と思った。 うちのテレビは10年前に購入した。よってでかい。 画面のインチサイズではなく(それなら小さい) テレビ本体の奥行きが40cmくらいある。 テレビを初めて見たときから、テレビというのは そういうものだろうと思ってきた。 しかし、あの液晶テレビが登場してから、変わった。
あんなに薄いって、壁に掛けるテレビって。 部屋におけるテレビの配置スペースはかなり大きい。 あらためてレイアウトしてみるとそれは納得したものだ。 それが、液晶テレビによって ほとんど無いに等しいものにまでなった。
少し前、そんな事を考えていたものだから 設計士さんの書いてくれた図面を見て 笑ってしまったのだった。 そうはいっても今のテレビが頑丈で故障一つしなければ 建て替え後もこのまま使用するのだから とりあえず、スペースは確保しとかないと。
考えればテレビ本体の形は年月と共に推移している。 物心ついたばかりの頃、よそのお宅で見たテレビには 仏壇と同じような開き戸が付いていた。 おテレビ様。 テレビ画面の前に防弾ガラスのようにプラスチックの カバーが被せてあったりもした。 しばらくして我が家にやってきたテレビはカラーで 当時、大発明だったらしいSONYのトリニトロンだった。 ぼく、たこの赤ちゃん。(←TVのCM)
チャンネルは、丸いものをぐるぐるガチャガチャと 回す式だったがしばらくするとプッシュボタンが登場。 それまで10chから4chに移動するには ガチャガチャと大騒ぎしなくちゃいけなかったのが ピッポッパと人差し指一つで自由自在。
やがて驚きのリモコンがあらわれる。 プッシュボタンだけの頃はどんなに便利だといっても テレビの前までいかないと事は始まらなかった。 「すごーい。でもそこまでせんでもええのに」 思春期突入の私は素直にそう思ったのを覚えている。
中学校に入ると音声多重放送が開始され、 ステレオテレビが出てくるようになる。 ウォークマン登場の頃と重なるかな。
なんだかすごく年寄りの回顧録になっちゃた。
パパはテレビをリビングダイニングに置きたくないらしい。 じゃ、どこに置くんだろうね。 なかなか形にならない間取り図でした。
2002年08月26日(月) しゃぼん玉とんだ〜♪
|