ぼんやり日記
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2003年06月10日(火) マックの笑顔

6月2日の日記で「吉井の笑顔」というのを書いたので
ここも書かないわけにいかない。
(6月8日に「三井の笑顔」を書く予定でしたが、とほほ)

大阪ドームBu−BWの試合。
先発はBu加藤伸一、BWマック鈴木。
マックは3戦目の先発。
大きな大きなワインドアップで投げる。
球速151km/hが最高だったらしいが、速いということより
重い感じがする。捕手・三輪さんの感想聞きたかったな。
直球速球大好きな近鉄打線がちっとも打てない。
ああマック、これが君の実力なんだね。
特にカットボールというんだろうか、
中途半端なフォークみたいなストレート(?)が
とっても速くてびっくりした。
速いからカット・ファスト・ボールって言うのかな?
誰かこのスポーツ音痴に説明してやってください。(苦笑)

対する加藤伸一。
こちらも好調で、見ていてうっとり。塁上はにぎわすものの
すっとピンチを切り抜けるところはさすが南海からの強者。
なかなか見応えのある投手戦だったが6回に乱闘があり、
加藤はBWブラウンと共に退場に。あーあ。
もともと自身のエラーから招いたシーンだったとはいえ
よい投手戦だったのにもったいなかったな・・・

その後、代わった小池が本日スタメンの進藤からツーランを
浴びてしまう。小池が打たれるのはつらいよ。
4点をもらったマックは疲れが見え始めて
6,7回はちょっとはらはら。
7回はもう代えてやってよ、とTV前から懇願していた。
それでも何とか無失点に押さえると牧野が8回、
そして加藤大輔くんが9回のマウンドをしっかり押さえ
試合終了。
今日の牧野は大丈夫だったな。
北川に打たれそうでドキドキした。
加藤も素晴らしい。こないだまで大学生だったというのに
リリーフとして試合を飾る根性もある。
けど、試合終了のマウンド上でのタッチは迫力なし。(笑)
そーゆーところも可愛くてよいのだが。
(前日にライオンズの豊田の燃えるマウンドを
見た後だっただけに 笑)

ヒーローインタビューはマック。
「嬉しいですけど、チームの成績が良くないんであんまり
嬉しくないです」というのにはコテッ。
いやいや昨日の金田、今日の君でかなり盛り上がってきたよ。
つーか去年はこんな高揚感ち〜っともなかったよ。ちくしょ。
この言葉の裏にはヘッドコーチ解任やら何やらで
選手もいい気分じゃないんだよという気持ちが隠されているのか。

サーパス焼けした顔には自信があふれているのに
現状をしっかり見つめているバランス感覚が、この子にはある。
キャンプで故障し、サーパスからスタートした今季だが
目標を軌道修正し、淡々とそれに向かってスケジュールをこなす
彼の姿勢は見習うものが多い。
サーパスで登板しても、ほとんど好投はなかったようだ。
そんな中、唐突に一軍に上がると聞いて本人も驚いたらしい。
それでも、人の評価はさておき、自分の目標設定に向かって
トレーニングを積んできた結果がこうして現れているので
本人の中では「これは当然」と冷静にもなれる。
浮かれることもない。
目標設定はまだ上にあるはずだから、今後も
それに向かって走り続けるだろう。
その過程が、試合に貢献できない日もあるだろうし
また酷評される時もあるに違いない。
でも、自分を見つめていく彼には、それに動じない強さがある。
私がマック鈴木を好きな所以である。

自分を持つ。自分の尊厳を守る。
プライド。
日本的集団的な調和ではなく個人のプライド。
これがあるからこそ謙虚にも頑固にもなれる。
責任も果たせる。

野球選手を、特にピッチャーを見ていると
自分に責任を持つ、ということを考えさせられる。
(自責点なんていうものもあるくらいだから)
自分に責任を持つ事は、自分を責め続けることではなく
失敗する自分を受け入れる事、今後の状況と共に
歩んでいく事だと重う。
自分を責めたら自滅。それこそが甘え。
自分を受け入れたらそれは前へ進む強さを持つことになる。

にしてもマックの笑顔は、その大きな体に不釣り合いな
あどけない顔だな〜。
アメリカじゃティーンエイジャーにしか見えないだろな。
あ、田口くんは日本人から見ても中学生に見えたり(笑)


2002年06月10日(月) コンタクトレンズ

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