ぼんやり日記
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2003年05月17日(土) |
マリサポ=黒山の人だかり |
ドームに行くまでの地下鉄の中でずっと考えていた。 外野に行こうか内野に行こうかと。 外野に行く、ということはマリサポのそばに行くということ。 あるいはそこに同化するということ。
いや。勇気がない。内野だ。 内野自由は相変わらず閑散となごやかなムード。 私はセ・リーグの球場なんて行けない。 ふと左を見ると、わ。アリがたかってる。 どこからあんなに湧いて出たのか、ホントに真っ黒。 生まれて初めて見たマリサポという人達。 ライト席の目になじんだ赤牛応援団は、タオル踊りが 激しいのもあり、各自それとなく左右の間合いをとって ポジショニングしているのだが、マリサポさん達は密着。 そして一糸乱れぬハーモニーで例の「うぉうぉ」を歌う。 よかった、あそこに行かなくて。 マリサポの善し悪しではなく、私の個人的生理的感性的に あそこにはなじめない。 その分、内野ではだらだらと気持ちよくマリーンズファンに 混じって観戦することができたので、単なる趣味の問題。
試合の方は最初からマリーンズペース。 気持ちよくヒットを飛ばし、軽快な守備を続ける選手達。 バファローズ(以下Bu)打線はマリーンズ(以下M)先発 シコースキーを全然打てない。礒部だけだったな。 チャンステーマをちっとも流せないBu応援団も暇そうだ。 私はBuファンではないが、弱っちいBuは見たくない。 しかし、Mってこんなにいいチームだったのか。 なんでずっとBグループにいるんだろう?と不思議に思うほど この日は締まった良い試合だった。 後半、ローズの一発が出たり、一発マンの(この登場曲は 絶対笑えるから止めて欲しいような止めて欲しくないような) 北川タイムリーなどなど、少しは盛り上がったが 最後はコバマサが登場し、水口三振、ローズセンターフライ、 そしてノリを空振り三振にしとめゲームセット。 マウンド上での勝利のハイタッチがとても綺麗だった。 いやーコバマサ、初めて見たよ。いいなあ。 やはりよい選手って登場しただけで何か引き寄せられるものが あるんだねえ。すごいねえ。 ちなみに彼はこの試合で、セーブの球団新記録達成だった。
教会でよく「キリストの香りを放つ」という言い回しが使われる。 クリスチャンがどこかに行くと、その人を通してキリストの、 聖書の雰囲気が流れることを指すのだけれど (物理的に臭いがするわけじゃないっすよ) 一般的に言う「オーラを放つ」という感じかなあ。 コバマサには一流の選手の風格や威圧感がただよっていた。 キリストの香りを放つクリスチャンの人は、どんな風に 受けとめられるのかな。 受け取る側によっても違うし、その人の与えられている性質に よっても違うよね。 あの人と会うとものすごく優しさが滲み出ている、とか この人はとても清らかで心が洗われるよう、とか 彼女といるととても明るい気分にさせてもらえる、とか。
私はどうなんだろうなあ。いつも自我ばっかり出ちゃって 神様の事なんて忘れちゃってるもんなあ。
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