ぼんやり日記
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2002年07月01日(月) 母、締め出しくらう

ベランダから進入して我が家に入るのは、これで二度目である。

次女が、同じマンションのお友達と幼稚園へ行くのを
玄関前で見送った。
いつもなら、お友達がすぐ見える時間だが、まだ姿が見えない。
そのまま玄関前で友達が来るのを待っていた。
そして無事、お友達到着。行ってらっしゃいと手を振り
振り向いて玄関のドアノブを動かしたとたん、“それ”を察した。

カギがかかってる・・・・・・

家には、ぶたこちゃん(2歳)がいる。
私は外に出ていくつもりもなかったので、当然カギは持ってきていない。
ぶたこちゃんが、カギをかけた。
とっさに私はドアポスト(新聞受け)を開けて「ぶたこ〜」と呼んだ。
彼女はすぐそばにいるらしく「なに、おかあさん」と返事が返ってきた。
「なに、おかあさん」もないもんだ。君がカギをかけたんでしょ。
「ぶたこちゃん、カギ開けて。カチャってして」
「うん」そう言って何やら行動に移しているようだが、カギは開かない。
どうもドアノブを一生懸命動かしている。

だめだこりゃ。

玄関は諦めて、ベランダを狙おう。
ベランダの前の通路は、掃除のおじさんにより開け放たれていた。
「すみません、子どもに閉め出されて…ここから入ります」
何とも情けない事情を説明すると、おじさんが
「上れるかあ?そや、はしごあるわ!」
おじさんありがとう!
たまたま持ってきたという脚立を立てかけてくれた。
(たまたまってところが嬉しいじゃない)
ドキドキしながらベランダの塀を乗り越える。
こんな経験なかなかできないよ。ベランダのサッシをたたく。
「ぶたこ〜!!こっち!開けて」

何度かガラスをバンバンやる。すぐに来ないのでちょっとあせった。
どどどどど。
ぶたこの足音。
颯爽と彼女はサッシのロックを外した。
やれやれ。
掃除のおじさま(呼称が昇格)に何度もお礼を言って部屋に入る。

我が家はオートロックと思うこと。
たとえすぐそこでもカギは必ず持つべし!
上の子二人にもベランダに締め出された経験はあるが、
玄関締め出しは三人目にして初めての快挙だ。(快挙じゃないだろ)

冒頭にあるように、実は締め出しは二度目なのだ。
その時はカギは持っていたが、ぶたこちゃんが中からロックを
半分だけ動かしていたので、カギを開けようとしても動かなかった。

幼稚園帰りだったので、次女がベランダから回ってよじ登ってくれた。
「次女、ベランダの塀をよじ登れるか」
「できるできる」
この時ほど次女がたのもしく思えた事はない。

カギは持ち歩くのは当然として、ぶたこを一人で家に置いては行けない。
昼寝しててもダメ。危険。これが結論。


今日の収穫

子どもといると、いろいろある。
その、“いろいろ”が人間の幅を広げさせてくれてるんだなあと思う。


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