ぼんやり日記
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パパが、持ち帰りの仕事とお勉強をしたいと言った。
子供達を連れてどこへ行こうか、昨日から考えていた。 仕方ないなあ、GS神戸へ野球を観に行こうか。 朝の8時過ぎまで本気でそう考えていた。
義妹さんからの電話が鳴った。 みんなで大阪城公園へ遊びに行こう、というお誘いだった。 そりゃ断るわけにいかない。 子供も野球なんて実のところ、あまり乗り気でないのだ。 (次女は“お山の野球場”へ行きたいと言ってくれたが)
天気予報は今晩から雨。 今日行かないと桜が見られない。
もう一組の義妹さん親子と一緒に電車で出かけた。 暑い。 大型遊具で遊ぶ子供たちは半袖で十分だ。 トレーナーを着ていた次女と三女は場違いな感じだった。
お弁当は桜のそばで食べようという事になった。 大阪城のお堀沿いが桜並木になっている。 しかし、見事に葉桜。はは。 桜色より若葉色が勝っている。 それでも、木の下にシートを敷き、お弁当を食べた。 今日は長女がおにぎりを作ってくれた。 ありがとう、ありがとう。 みんなの豪華なおかずを有り難くいただいた。 ありがとう、ありがとう。
子供たちはいとこ同士で、ケンカもしつつ、楽しく遊んだ。
上の桜の写真にも少し映っているが、 ブルーシートの住人達が、たくさんいた。 97’年、山一証券が破綻した。 その後、大阪の大きな公園内で急激に増えた。 いろいろ考える。
知り合いの方は、釜ヶ崎で生活されている日雇い労働者のために ケースワーカーをされている。 体調を崩され、命の危険にさらされている方を 病院で手当を受けられるように、その後の生活が 守られるように日々、釜ヶ崎を巡回しておられる。
その方の話を伺う度、生きていく厳しさに言葉を無くした。 単純なことではない。 自分に何かできると思うのは傲慢だとも思う。 しかし、目をそらしてはいけない。 自分は何でもできる者ではないが、何もできないわけじゃない。
子供達は元気に遊んで、くたくたになって帰途についた。 電車の中で、ぶたこちゃんは寝た。 重い・・・・・・ 重みが妙に愛しかった。
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