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■ 懺悔
=懺悔=
性欲を満たす事象に、火の起こる原理、人類の進化に伴った感情の感情の、感情のかかかかん情の。火をおこすようになった人類は、力を得た。獣が叫び声をあげて、逃げまどう姿を愉しむようになった。血を見る。血が騒ぐのは、満月のせいか???果てに向かい進む自分を冷静に見つめ、傍観者である俺は遠く高く遙かな大地に、肉体を離れ浮遊する。耳たぶをライターで炙る。獣は、叫び、唾を撒き散らす。泡が混じった黄色い唾が、地面を溶かし抉る。性的興奮が支配し、虹彩が開き真っ白になる。バックラッシュ。力を得た。力を得て、俺は人間だ。無防備な横腹を蹴り上げると、脆くへこんだ。音はでない。武者震い。獣は意識を失い、震えている。嘔吐した。自ら吐き出したものの中に顔を突っ込んだ。悪臭。あまりにも汚い。毛をむしってやる。俺は強い俺は強い俺は強い。血が付いた毛皮。何の価値もない汚く、脂ぎった体。あまりにも汚すぎる。嘔吐物と血と、油の匂い。進化の過程で間違ってしまった生物よ。奇形だ。血が赤黒い。おまえは失敗作だ。ははは。哀れんでやろう。ははは。助けて欲しいか?ははは。助けて欲しいだろ。そうだろ。ははははは。興味を失い、性器が萎える。俺は異常か?眼窩を抉り、えぐ、あああ。死んでしまった。胃に落ち込む重量級のナマコ。戻ってくる精神。ああああ。なんてことをしてしまったんだ。
2002年11月14日(木)
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