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■ 混沌として、道を行くんだ
=混沌として、道を行くんだ=
右足を前に踏み出して、左足をさらに前に踏み出して、もう一度右足を前に踏み出して、そんなことをしていたら、いつかきっと気が触れちゃうって。 それよりも、ああ、俺はこれでは何歩目なんだい?
=ズルイほどの光をアビテ=
日曜日の午前中が始まって、僕らは何もする気が起きず、二階の部屋からアパートの管理人宅の庭に咲くハクモクレンの白い花を眺めていた。 そのジカンは限りなく、狂おしく、胸をかきむしりたくなるほど幸せはずなのに、僕は笑えなかったし、ユキも笑えなかったし、幸福な光を浴びること自体、僕らにはためらわれてしまっていた。
=使用注意=
それはそれで一体何だか分からなかったし、多分それはきっと他の何かと一緒になって初めて意味を持つ「何か」であって、そうだな、車のエンジンみたいなモノだったんじゃないか、と考えている。
2002年08月02日(金)
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