if…

「もしも私が○○だったら…」と想像してみるのは、けっこう楽しいものです。しかもそれが、現実にはとうてい起こりえないような設定であればあるほど、想像(妄想?)も膨らむというもの(笑)。
とは言っても、たとえば「宝くじで3億円当たったら?」とか「キ○タクと一日デートできるとしたら?」とか、せいぜいその程度の「もしも」しか思いつけないのが何とも庶民的で哀しいのですが(苦笑)。
想像したり妄想するのが大好きな私にも、どうしても想像できないことがあります。それは、子育て。ちっちゃい子は好きだし、いとこや友だちの子供を見ていると可愛くてたまりません。「うちにこんな子がいたら、生活ががらっと変わるんだろうなぁ」とちょっとワクワクしたりします。
だけど、一緒にいる時間はせいぜい一日とか二日くらいだし、他人である私はただにこにこと笑って相手をしていればいいだけのお気楽な立場。
それが親となれば、自分の産んだ子はずーっと一生自分の子供であり続けるわけで、そうなるともう私の想像力の限界を超えてしまうのです。
これまでに私が築いてきた人間関係は、友だちにしても好きな人にしても、途中で別れてしまう可能性をはらんだものばかり。ところが親子の場合は、地球の端と端に離れ離れに住んでいても、憎んだり恨んだりしていても、極端な話、もう二度と会えなくなったとしても、ずーっと「親子」であり続けるんですもんね。
最近多い我が子に対する虐待のニュースなどを聞くと、子供を産んだからといって必ずしも母性が備わるわけではなさそうです。まぁ、ああいった母親は、ごくごく少数の極端な例だと信じたいですが。
永遠に切れない関係で誰かと繋がる…。とても興味があるけれど、このままゆくと、それこそ永遠に「もしも」の夢で終わってしまいそう(苦笑)。
2006年11月20日(月)

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