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映画『天使の卵』の続編であり、内容やキャストなどが映画と連動しているドラマスペシャル『天使の梯子』を観ました。 映画は、友だちと一緒に映画館で観たこともあって少し目を潤ませるくらいで済んだですが、今日はひとりで部屋で観たからか華をすすりっぱなしの大号泣(苦笑)。 恥ずかしながら私には、どんなにつらくても生きてゆかなくてはならない理由というものが、ずっとわかりません。 極端な例ですが、たとえば身近な大切な人が死ぬほど…あるいは死ぬよりつらい思いをしている場合、私には「それでも生きてゆけばいつかいいことがあるはずよ」なんて無責任なことは言えません。また、その人の一生を見守り続けてあげることだってできません。どんな言葉でその人を引き止めることができるのか、また引き止めることが本当にいいことなのか、ずっとわからずにオトナになりました。 今日、たまたま録画してまだ観ていなかったドラマを2本続けて観ました。『天使の梯子』と『さとうきび畑の唄』です。 これまで私は、大切な人を失うたびに「もっと強くなりたい。もっと強く…!」と願い続けてきましたが、なかなか思うようにはゆきません。だけど『天使の梯子』で慎一が夏姫に言った「強くなりたい」理由を聞いて、私に足りなかったものがわかったような気がしたのです。それは、慎一にとっての夏姫のように「守りたい」人が、私にはいないということでした。 また『さとうきび畑の唄』では、お国のために死ぬ覚悟を決めた次男が差し出た遺書を父親が突き返し「死んではいけない」理由を伝えるシーンに、私は涙が止まらなくなりました。 誰かのために生きる、ということは、私にはキレイゴトのようにしか思えませんでした。だけどそれは、私がまだそんな「誰か」と出会っていないからなのかもしれないと、ふとそんな気がしたのです。 |
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