夏越の祓

早いもので、今日で一年の半分が終わったことになります。
大きな茅の輪をくぐったり、「ひとがた」を川に流したりして、半年間の災厄をはらい、キビシイ夏を乗り越える…という、この行事の存在を知ったのは、中学か高校の頃だったでしょうか。
晩御飯の後に水無月をいただき(今年は、白と黒糖)、後半へ向けてのパワーをしっかり充電しました。

今年の前半は、環境が変わったり体調を崩したり、お仕事でもプライベートでも人間関係でも、実にさまざまな変化が起こり、ずっと大波小波に揺さぶられ続けていたような気がします。この十年を振り返っても、最もキツイ期間だったように思います。
そして一年の折り返し地点である今日、これでトドメとばかりに、また新たな衝撃的ニュースが飛び込んできました。たいていのことには動じない私が(苦笑)、手が震えてペンを取り落とす…という、まるでドラマのワンシーンのような状態になってしまうほどのショッキングな出来事でした。

生きてゆくのは、大変です。そこそこ長く生きていると、それなりに良いこともそうではないことにも遭遇します。生きてゆく以上それは避けられないことなので、あとは自分がそれとどう向き合うのか、という問題になるのかもしれません。
年齢を重ねるということは、その術というかコツのようなものを、まるで武器のごとく身に備えてゆくことなのではないか、と最近思うようになりました。
ただそれが、いわゆる「ツラの皮の厚さ」だと誤解されてしまわぬよう、オトメとしての恥じらいだけは決して忘れてはいけませんが(苦笑)。
2006年06月30日(金)

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