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『小生物語』 乙一 (幻冬舎) - 2004年10月10日(日)

小生物語
乙一著出版社 幻冬舎発売日 2004.07価格  ¥ 900(¥ 857)ISBN  4344006550
驚天動地、奇々怪々、前代未聞、無我夢中、陰翳礼讃、波瀾万丈…。小生と乙一の161日。著者のホームページ及び、Webマガジン『幻冬舎』連載に加筆・訂正を加えて単行本化。 [bk1の内容紹介]
bk1で詳しく見る オンライン書店bk1

その独特の個性で持って多くのファンから支持されている著者であるが、なんとWEB上で書いていた日記が本となって刊行された。
幻冬舎らしいアイデアの勝利だといえそうだ。
乙一さんの小説っていつも面白いあとがきが書き加えられているのがファンにとっても楽しみなのであるが、本日記においてはまえがき・あとがきだけでなく本文の欄外にコメントが書き加えられている。

個人的には本文よりもコメントの方が面白かったような気がする。
だからWEB上で読まれていた方も是非読み直してほしいと思う。
凄い脚色が施されてるから・・・

個性満点の日記であるが、読まれて満足できるか否かは乙一さんのファン度合いによって変わってくるであろう。
まるで好きな野球チームの応援をしているように没頭できる方もあれば、逆に興味のないチームの場合は試合自体が興ざめしてしまうのであろう。

乙一さんの作品を3冊以上読まれた方なら共感でき楽しめるんじゃないかなと思う。
きっとファンサービスの一環として出されたと納得出来るだろう。

“小生”というへりくだった一人称を使うことによって読者との距離を上手く保っている。
逆にあらたなキャラ(小説の登場人物に近い)を創り出せたといっても過言ではないだろう。

果たしてどこまで本当の乙一さんでどこまでが架空の話であるか。
読んだあなたが探偵役である・・・

いろんなエピソードが盛り込まれているが、少なくともサイン会での緊張を表した部分はは乙一さんの本音であったと受け止めたい。
あと印象的なのは滝本竜彦、佐藤友哉、西尾維新、乙一さんの4人で合コンをやったと言う話。お相手に島本理生さんがいたらしい、この話の内容は読んでのお楽しみだが爆笑物です、ハイ。

次は小説で頑張って欲しい。ライバルも多くなってるからね。

評価7点
2004年90冊目



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