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『観覧車』 柴田よしき 祥伝社 - 2003年02月15日(土)

柴田さんの最新単行本です。
プロになってから初めて書かれた表題作を含む連作短編集です。
ミステリーと恋愛を上手く融合した味わい深い作品となっている。

特に女性が読まれたら主人公の女探偵唯さんに共感する事請け合い。
でも今どきこんな女の人少ないだろうなあという気もしました(笑)

柴田さんの真骨頂である、女心を上手く表した表現も随所に上手く散りばめられています。この作品も舞台が京都が中心で時代の流れ(約7年間かな?)による変化と柴田さんのストーリーテリングの上達(最後の書き下ろし含む3編は素晴らしい)とがとけあっている。

1編1編、かなりミステリー色が強くてあっと驚かせられる展開も待っています。編を重ねるごとに登場人物がふたたび登場して来て、そして失踪してるはずの夫貴之の登場から話は一気にヒートアップ。結構、胸が締め付けられる場面もありましたよ。
あとは読んでのお楽しみという事で・・・

続編待ち遠しい作品となりました。
個人的に唯さん、好みのタイプです(笑)

男は嘘をつくのだ。決してついてはならない、嘘を。

評価9点。オススメ


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