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「アマ」って カタカナで書くとぜんぜん神々しく無いわね。
別に神々しい話題じゃないからそれでいいんだけど。
仕事に集中するために引きこもり状態、 っていうお話しなだけだから。
冷房嫌いのあたくしが 部屋を締め切ってカーテンも閉ざして 冷房をガンガン入れているのは 昼夜も 季節も 忘れるためなのよ。
たぶん この仕事が終わって カーテンをあける頃には 季節がかわっているわ。
昔は 作品世界にひきこもるのに カーテンなんか必要なかったわ。 それが最近と来たら、 確かに昔より いろいろ生活のしがらみがあるとはいえ この集中力の衰えはどうよ。
わかってるのよ ほんとは衰えたわけじゃないのよ 自ら捨てたのよ。
作品世界に集中しすぎると もう お腹がすくこととか トイレにいきたくなる事とかすらにも腹が立つのよ。 誰かに話し掛けられたりしたら 間髪入れずに殴り掛かってしまいたくなるほどなのよ。
なので 長い事、とにかく作品世界に没頭しすぎないように 奮励努力してきたの。 その努力は見事なまでに報われて 今じゃすっかり集中力がなくなってしまっちゃったのよ。 カーテンを必要とするほどに。 外の物音を遮断するために窓も閉め切り。 ペアガラスにしておいてよかったわ。
自ら捨てた集中力だけど あの 作品世界にのめり込んで沈み込んでいた頃の その快感が忘れられないわ〜〜。
今 カーテンの内側で ちょっとその頃の懐かしさを味わっていたりするわ。
すんごい幸せかもしれないわ。
こうやって作品世界の奥深く入り込んで描いたものは 後から その世界そのものが 懐かしい想い出のように思い出されるのよ。 自分が実際にそこに居て そこを歩いて それを見て来た事だったかのように 想い出として記憶されちゃうのよ。
我ながら これってかなりアブない人なんじゃ……
実力と時間の許す限り 背景をしっかりと描き込みたいのも 思い出す場所を限定するためかもしれないわ。
そういえば ちょっと前、 どうしても思い出せない光景が頭に浮かんだ事があったわ。
そこは確かだんな様と一緒に行った場所。 「あれ、どこだったかしら、 暗い空間で小さな小部屋がたくさんあって その小部屋の中に 星座をあらわす置き物が ひとつづつ置いてあって……」
だんな様がしばらくあたくしの説明に耳を傾けた後
「それ… 現実じゃないよ、 ゲームだよ『女○転生』の」
なんてことかしら。 あたくしの脳は そのゲームで攻略につまって 何度も行き来した画面を 現実のものとして記憶にインプットしちゃったらしいわ。 それは3Dの画面で 今のゲームみたいに色気のある景色じゃ無かったんだけど もう細部に至るまで 美しい想い出として焼きつけてしまった あたくしのこの記憶回路は やっぱりかなり問題があるのかもしれないわ。
とか思ったら 今まで生きて来た と思っているあたくしの人生も どこまでホントの事なのか どこから間違えて植え付けちゃった記憶なのか 不安になって来たわ。
ま〜 少々記憶が混乱しても この先生きて行くのに困らないんならまあいいかしら。
そうして 今描いている作品も あとで現実と間違えられるような作品にするべく カーテン閉めて 引きこもって頑張るわ。
でも引きこもっている時ほど ネットに現れる率が高かったりするけど。 パソコンも最近 あんまり電源入れないせいか けっこう調子よく働いてくれるし。
それじゃ また ひきこもって来ますわね〜〜。
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