白い原稿用紙

DiaryINDEX過去未来


2004年05月28日(金) 世迷い言

定期的ってわけでもないけど
普通に生きていても 年に数回
しみじみと思う事があるのよ。

『人を良い気分にさせる言葉を紡ぐのはとっても難しいけど
人を不愉快にさせる言葉を吐く事の なんと簡単な事よ』

って事なんだけど。

マイナスのパワーってものは
同じエネルギーのプラスのパワーの
倍の威力があるような気がしてるのよ。
倍以上かも。

以前なら 
ムッとくるような言葉に出会う事は
そう多くはなかったわ。
せいぜい 自分に悪意を持った知人から
意地悪を言われる時ぐらいのものよね。

使用例:「まりとの漫画って説教くさくてほんとつまんないわよね。こんなのをお金払って読まされる人って とっても可哀想」

中には本気で悪気なく
天然で失礼な事を言うヤツラもけっこういるけど
これはあたくし的には そう腹は立たないわ。
むしろ笑えて好き。
そこ つっこむのも楽しいし。

使用例:「たとえ、世界中の人がまりとの漫画をつまらないと言っても、私はあんたの漫画が好きよ」


とまあ、実際にあった使用例は置いといて以前ならその程度。

でも ネットを彷徨うようになって、
いろんな人の日記とかブログとかが目につくようになると
イヤンな気持ちになる言葉に出会う確率は
比較にならないくらい増えるわ。増えまくり。

たいていは なにか 
その文を書いた人と自分との
考え方の違いにいらだつのであって
個人を攻撃しているものでは無い事が 多いわね。

使用例:「いい歳してちまちま漫画なんか描いてる奴って馬鹿だよね。それで売れてりゃまだいいけど、そうじゃないならやめた方がよくないかな」
(とっさに思い付かないので ちょっとヌルイ使用例)

たとえばこういう場合は 誰に向かって言っているわけじゃないけど
たまたまそれを見ちゃった「売れない漫画家」が
「それってあたし(もしくは俺)のことなのっっ(もしくはことなのかよっっ)」と思っちゃうわけよ。
でも別に名指しで言われてるわけじゃなし、
書いた相手は自分の事など 知りもしない。
面と向かって自分に対して意地悪を言われるのと違って
怒りとか抗議とかの持って行き場がないのよ。

と言っても たいていのサイトの場合
掲示板があるし、ブログはもちろん
日記もコメントできるものが多いし、
メールと言う手立てもあるんだから
本気で抗議したいと思えば 抗議はできるわ。

でも 自分に向けられたものでもない文章に
いきなり怒って異議申し立てするほどの事かどうか
そのエネルギーは有意義なものかどうか
立ち止まって考えずにはいられないわよね。


人を突き動かす原動力で一番大きいもの

それって 怒りだと思うのよ。


怒りのパワーって なんの必要性があって
ここまででかいエネルギーを持っているのかしら。
怒りのままに動いて 
いい結果を得られる事なんてめったにないのに。
生物学的に怒りには何の役割があるのか
ちょっとこれから調べてみたいと思うわ。

そしてともかく 怒り狂ってる時は
さしずめ王蟲の群れのごとく我を忘れて暴走し、
怒りがおさまったあとはたいてい
ものすごい疲労感に襲われるのよね。
そのエネルギーは間違い無く自分の中から使われてるから
あとで疲れるのよね。

この
すさまじい怒りのパワーって

どこかに溜めておけないかしら。

電力みたいに。

そのエネルギーは
締め切り前とかに ちびちび使うの。

そういえば締め切り前の修羅場の時は
仕事場の一同みんなで怒りまくるのが
もっとも効果的な目覚ましだったわ。

あ、まちがってもお互いに喧嘩なんかしちゃだめよ。
たとえば その時たまたまテレビに出ていたタレントだの
ドラマだのの悪口で盛り上がるの。
キーワードは「共通の敵」よ。
仕事仲間は戦友なんだから 仮想敵は外に作らないと。

ものすごく親しい友人と、
修羅場の最中 怒りパワーを使うために
喧嘩の真似事をしたことは時々あるけど
これは同じ職場の人をはらはらさせすぎて
あまり効果的じゃなかったわ。
お互いの喧嘩はかなりのハイテクニックだからお勧め出来ないわ。

仮想敵相手に
思わず感心するような悪口を際限なく繰り出せる人は
職場の花だったものよ。

大丈夫
修羅場が過ぎたら ナニ言ってたかなんて
だれも覚えちゃいないから。


あ、そうじゃなくて そんなことはどうでもいいのよ。

怒りのパワーがいかにすごいかと言いたかったんだけど
それと逆に
人を怒らせるためのエネルギーっていうのは
不思議な事に ものすごくちょっぴりで事足りるのよ。

誰かの関心を引きたい場合、
最小のエネルギーで最大の効果を得る方法。
それは

『相手を厭な気分にさせること』

ネットで手軽に 何かを書いて発表できるようになった昨今、
たいした技術が無いけど 人の関心を引くには
人を厭な気分にさせる文章を書けばいいのよ。
掲示板のやりとりなんかでは特に威力を発揮するわね。

人は怒りながら
それを見に行かずにはいられないサガを持ってる場合が
とても多いのだから。

でもこれを意識して出来る人は
そう多くはないと思うわ。
人は嫌われるより 好かれる方が気持ちいいものね。
多くはないけど 確かにいるのよ。そこここに。

あたくしは とってもケチなので
怒りのエネルギーは
他の事に使いたいと思うの。
爆発しそうになる怒りはなるべく押さえて押さえて
省エネ方向で、
節約したエネルギーは使うべき時に使いたいわ。

使うべき時はどんな時かって
そりゃ
楽しい時よ。
楽しくて いつまでもそれをやっていたいけど
体力と集中力が続かないってのが
一番情けないじゃないの。

だれかをちょっといい気分にさせる、
その小さな事の為に
ものすごいエネルギーを使うんなら
そのエネルギーを貯えていたいものよ。

でも多分 あたくしってきっと
ほっておくと かなり怒りっぽいかも。
短気だし。

どなたか やっぱり
怒りエネルギーを貯える装置の開発をひとつ
よろしくお願いしたいわ。


藍まりと |MAILHomePage

My追加