ここ2日ほど掲示板に入りにくいですわね。 11時〜1時頃とかかしら。混み合っているのかも。
金曜のお昼、3女嫁入り。 編集さんが朝早いと辛いだろうと 気を使って下さったようです。お手数かけます。
そこで、嫁入り先に言われたお言葉。
「ウエディングドレスは白で」と。
(訳)もっと画面を白くして。
....ですよね。 黒すぎるんではないかと思ってはいたんですのよ。 でも 手が止まらないんですのよ。
ベタが多い、とか そういう問題だけでなく 画面密度が濃すぎる という事なんですけど。
今 描かせて頂いているボ−イズ誌では 黒くてもオッケーなんですけど 3女の嫁入り先は ヤングレディース誌。 あまりごちゃごちゃ描きこんだ画面は 読者に好印象をあたえません。
あたくし的には その辺は考慮して かなり画面の描き込みはおさえたつもりなんですけど どうしても背景が多くなって。。。
ヤングレディース誌でも描き込む作家さんはいらっしゃいますが 一冊にあまり多いと御迷惑。
今後、それはもう力の限り 白くする努力をいたします。
でも白い画面って どうやって造るのかしら。。。。 どうしても仕上げ前に見えてしまうのよ、 自分の原稿の場合。。。。
好きなように描いて押し切る..という手もありますが、 せっせと手を入れて 読者に厭がられてしまうほどむなしいことはありません。 「無駄な努力」というのが あたくし的には一番嫌いなのよ。
「最小限の努力で最大限の効果」
をモットーとしております。
自分の作品傾向に合わないところで 描かなくてもいいじゃないか、 という御意見もありますが 描きたいように描いているだけでは 作家として幅がせばまる気がいたしますのよ。 偉そうに 言うようですけど(赤面)
まだまだ発展途上のつもりのあたくしとしては 苦手な分野もやってこそ勉強になるというもの。
ヤング、レディースというのは 実は 最も苦手なジャンルなのでございますのん。 原作者の方がいてくださらなければ とてもやっていけるジャンルではありません。 今風のおしゃれとは 遥かに隔たりがある自分の作風。 まず 普通の女性がどういうファッションをしているのか、 からして さっぱり わかんないん。(普通の男性も) (町なかで何を見ているんでしょう、あたくしってば) ボンデージじゃないことだけはわかるけど。
さらに原作付きということは あたくしなら絶対描かないキャラや設定、 あたくし的には理解できない感情とかが 出てくるわけですね。 これは ある意味とてもおもしろく、 商業作家として やりがいもあります。 きっちり仕事をやってみせる!という 妙なプロ意識が最大限に発揮される仕事です。 どうしたら頂いた原作の魅力を最大限に引き出せるか、 どうやって文章で上がってきた物に 漫画的手法をあてはめて落ち着かせるか、 あれこれ考えるのは、普段とは違う刺激的な作業です。
いわば、自分で産んだ子ではなく、養女をひきとって いかに立派に育てて嫁に出すか という勝負。 (だ、誰と勝負?) 立派に育ったか、不良になっちゃったか、 いつも不安ですが(^^;)
そしてその仕事が終わった時、 それはもう 飢え切ったケダモノのように オリジナルへの欲望が高まってしまうのん。
同人誌をやっていたのも その渇望からだったのよね。
今は ボ−イズで 好き勝手やらせて頂いているので 同人をやる絶対的な必要はないと思っていましたけど、 原作付きのお仕事が終わると むらむらと... オリジナルでも、今の連載以外のお話も描きたいという欲望が 乾き切った 砂漠の放浪者のように.....
発表のあてはなくても 仕事の合間にこつこつ描いて行きたいと思っております。
思っておりますが、 今回の怒濤の3姉妹の嫁入りが また7月に勃発することが判明しています。
今から前倒しでやっていかないと またも 今回の二の舞(いえ、もう3〜40回舞ってますけど)
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