昨日、残業をとっとと打ち切って急いで帰って来て、着替え、テレビの前にどかっと座って、サッカー観戦を始めた父。 あんなに心待ちにしていたはずなのに、なぜか手元を気にしてます。 何だろう?と思ってると・・・。
『手にトゲが刺さってる』 との事。
『まあいいや』というので、そのまま放っていましたら、やっぱり気になる様子。このままでは、テレビが見れないと思ったのか、 『針をよこせ』 と、言い、おもむろに手のトゲを取ろうとしだしました。
しかし、一分とたたないうちに・・・。 『分からん!取って!!』 と、母の方に手と針を向ける父。 テレビを見たい母は、怪訝な顔。 それでも、仕方がないので、取ろうと頑張る。 他人の手に刺さったトゲなんて、よく取れるよねー。 私には無理・・・。
試合はずーっとやっているのに、父と母は一生懸命にトゲを取ろうと悪戦苦闘。 『無理やり引っこ抜けばいいじゃないか』 『全然場所が違う!!』 と、イライラしながら、手を見つめる父。 一方母も、『暗くて見えないから、もっと明るいところに来て』と要求。 それが面倒くさいのか、
『ええい、もういい!今はそれどころじゃない!!』 ようやく気付きましたか。 試合見ようよ・・。
ようやくあきらめてくれて、やれやれ顔の母。 しかし、やっぱり気になる様子。 ボールが外に出たりして、プレーが中断するたびに、毛抜きや、針を使って、手元のトゲをどうにかしようとする父。
『頭が出てきた!これで取れるぞ!』 と、再度母に手を向ける父。 再度、怪訝な顔の母。 え?そこまで頑張ったなら、自分で取ればいいじゃん・・・。
しかし、何度チャレンジしても、光の加減でよく見えなくて、結局取れないまま。
手元にあるトゲは、大好きなサッカー観戦すらも凌駕するらしいです。 意外と臆病なんです。 トゲがいつまでも刺さってるの、きっと嫌なんです。
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