今日の朝、クーを散歩に出す。 とことこ歩いて、道路を渡る。 しかし、かなりペースがのろい。 途中車が来ないか、私が見張りながら渡らせる。 さながら召使いの様だ。
そしてへたりこんだ王子を眺めつつ、蚊が近寄って来たら、殺虫剤をまく。 蚊に吸わせる血液は一滴もない。 というか、血液自体がない。 赤血球がほとんどなくても、蚊は血を吸うのだろうか? とりあえず、そんなことにまで細心の注意を払う私は、召使い兼護衛だ。
道行く人が会釈をしたり、挨拶をしてくれたりする。 ちょっと恥ずかしい。 『この子病気なんです。だからついてるんです』 って言って回りたい。 普通猫の散歩に人間はくっつかない。 そんな私の心配をよそに、むっくり起き上がり、帰途に着くらしい王子。
はい、道路を渡るときは右見て左見てー・・・ ちょっと待てー!!
車が来ているのに、普通に歩こうとする王子。 必死で止める私。 しかし、こんなときだけ力が強い王子。 『なんで止めるのさー!僕はこっちに行くんだーい!』 「貴様車に敷かれる気かーー!!」 そんなやり取りをしつつ、二台の通過を待つ。
ふと、二台目の車の運転手のお姉さんと目が合う。 ほんわか笑顔。 そして、最徐行。
いい人だー! この一瞬の出来事に、心洗われる気分でした。 気持ちがふわふわ浮かぶ感じ。
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