| 流れる水の中に...雨音 |
甘美な憂鬱 - 2006年11月30日(木)
ひと回りして、また此処に辿り着いた。
いつも私は自分を探そうとしている気がする。
そうやっていろいろもがいたって、得られるものは
いつも答えでは無くて、その外観だけ。
ただ、そうやって、形をひとつひとつ頭の中に捉える事が
できるようになったからこそ
私は、少しずつ、自分というものをわかるようになった。
それはとても皮肉な事に。
きっと、答えなんて言うものは、存在しないものなんだ。
本の中に私を探し 誰かの中に私を探し 周囲の中に私を位置付け
そうやって「私」というものを
私の中に「存在」させてきたけれども
私の弱さは其処にあり
私の強さも其処にある。
バランスの良いバランスの悪さ。
この均衡を保つ事は とても難しくて
私は
たぶん
いろんなものを 等閑にしてきた。
いつまで私は子供なんだろう。
そして 新しい鏡には まだ私が映っていない。
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