夢とうつつと。 - 2006年06月18日(日) また 夢をみた。 それは恐くて どこか悲しくも懐かしい気持ちのする夢だった。 何故 私の夢は いつもこんなに恐ろしいのだろう。 夢の中から拍動が激しくなるもの、余りの恐ろしさに目覚めてしまうもの、目覚めてから、その恐ろしさを知るもの。そんな夢ばかりだ。 私の日常は曖昧で そして何処にも汗ばんだ痕が無く けだるくて 緩慢で。夢はその反動か 私の心をえぐったり 不安にさせたり。 そんな心へのアプローチが夢とうつつのバランスをとるべく 働いているのか。フォスフォレッセンス、夢もまた日常。 何かを得ると言う事は そう容易い事じゃあない。私は最近 その事に気付いた。実質的に それがどんなに私の所有権下にあろうとも 無いのとさして変わらない。何かを得ると同時に 同じだけの欠落感も生まれてくる。本当に得たものは傷痕の中にある。やっと そうだとわかる事ができた。 生きると言うのはそういうことだ。毎日霞を喰むようにして生きても、私はちっとも生きてなんていない。そんな私を生かせる為に 夢は私に痛みを与えるのかな。 得れば得るだけ虚しくなるなんて不思議だ。私の胸は虚無で膨らみ続けている。 ...
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