はじめての風邪さん。 - 2006年01月17日(火) 朝、娘はパパの出勤準備の騒音に目覚めた。 宵っ張りな彼女はお昼過ぎまで眠っているのが日常になってしまっているから、ここでミルクを飲ませて また眠るのが習慣になっている。 お昼過ぎ、家事をしていると寝室からむせるような咳き込みが聞こえ、急いで駆け付けると、ベッドに横たわったまま、かなりの量のミルクの嘔吐。 普段ミルク等、吐いたりする子ではないので不安を感じるが別段機嫌が悪い風もなく、こちらが笑うとニコリと笑い返してくれる。とはいえミルクを一度吐いているので、しばらくミルクを与えるのを見合わせ1時間ほど様子を見てみる。 私の食事の様子をじっと傍で見上げているから、「ミルクが欲しいの?」と尋ねると、にっこりと笑いながら足をばたつかせる。嬉しい時の合図だ。 急いでミルクをつくり与えると150ミリを完食。 しばらくダッコしたのち、座らせようとした瞬間、滝のようにミルクの嘔吐。その後、ぐったりしている。 おかしく感じたからすぐに旦那様に連絡をとる。 旦那様は企業の医務室でのバイトがあったため、すぐに帰宅はできず、様子を見るからと、暫く家で待たされる。その間にぐったりした娘は、普段容易にねむる子ではないのに指をくわえたまま、そのまま意識がなくなりつつある。 抱き上げて名前を呼んでも腕の中でうなだれたまま目を覚まさない。強く揺すぶってようやく意識を取り戻す。そのまま寝かせて嘔吐物が肺にはいると危険なので、ずっと抱き続ける。その姿勢でまた嘔吐。しばらくのち、また嘔吐。今度は胃にミルクも残っていなかったようで、胃液を吐く。 旦那様が家に到着した後、既に連絡してあった同期の小児科のドクターのところへ向かう。時間はもう5時にもなっていたので、通常なら救急か、休日診療所でしかみてもらえない。小児科のドクターは貴重である。 診察、血液検査の後、ウイルス性であると思われる。いわゆる『風邪』である。 旦那様と私は診察室に残されたまま、娘は別室へ。 乳児への点滴のための血管確保は格闘であるため、まるでネズミ捕りの網のようなものでおさえられ、腕だけ捕らえられる。親なら見てはいられない光景なので私を診察室に足止めしたのだろう、と旦那様。 フロアにけたたましい娘の泣叫ぶ声が響く。 暫く後、腕に痛々しい針とチューブが繋がって娘があらわれる。涙が流れた痕にしっかりと髪が張り付いている。もうその頃には既に娘の体調は戻ったようで、手足を活発に動かして、ニコニコ御機嫌さん。 時間外のお詫びに、と、小児科医と一緒に病院付近の割烹料理屋で食事をしてかえった。 娘はまだ調子は悪いようではあるけれど、ミルクは吐かなくなったので一段落。 ...
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