自信を持つ能力。 - 2005年10月09日(日) ここ数カ月 栗原はるみ氏のレシピが好きで 何冊も本を集めては 育児の合間の少ない時間で 料理を試している。 料理研究家と自称する方々のレシピを そう多くは試したわけではないけれど 味としては彼女のレシピが一番私の舌に合う。 味付けや好みが 私の母のそれと似ているからだろう。 たいてい 料理なんていうものは 美味しいレシピが書かれた本を見て作れば 十中八九美味しく出来上がる。 だから とはいわないが 私も料理が嫌いでないし 美味しいものを食べる事が好きだし 料理の味付けも 下手な方ではないと思うのだが 身近な人以外に 料理をふるまったことがあまりないせいか たいして自信が持てない。 一応 料理をふるまった人たちからは 美味しいという 評価は与えられてはいるけれど。 友人宅を訪れると 手料理をふるまってくれたりもする。 彼女達の料理は たいてい それほど味付けの 必要のない料理か もしくは調合された調味料のみでの ソースをつかった料理で簡単にもてなしてくれるため 彼女達の料理の腕もセンスも そして私との差も よくわからない。 友人たちの料理の腕がわからないでいるのだ。 だからこそ 自分がいったいどの位置にいるのか 把握できないでいる。 当の私はというと 自分の腕に自信が持てない為 友人が訪れてくれると 出前をとったり もしくは家の近くにあるレストランに食事にでたりして その場をしのいでいる。 自分の料理を他人に評価されたくないからだ。 (自分の舌とは好みが違うだけだろうけど) 不味い料理のレシピを平然と本にしている料理研究家もいるから 料理も主観なのだろうけど どうやったらあんなにも 自分の腕に自信が持てるのか 教えて呉って感じ。 昔 私は絵を描いていた。 趣味の域にまでは至らなかったが 好きだったものだから 学生時代 選択できる間は 美術・芸術を選択し続けた。 それなりに評価も良かったから 学校から美術展へ 何度か出品され 受賞もした。 だけれども やっぱり私は自分の絵に自信が持てなかった。 素晴らしい絵を見れば見るほど 自信など 吹き飛んでしまう。 最後には 描く事すらできなくなってしまった。 料理も一緒だ。 美味しいものを食べる。 食べれば食べるほど 料理に自信がなくなって行く。 何かに自信を持てる というのは 私から言わせれば 1つの才能のように思う。 それが過ぎると 誇大妄想だけれど そこそこ必要な能力なんじゃないかなと思う。 どれだけ作っても作っても作っても自信が持てない。 どうしてだろう。 ...
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