出産祝い - 2005年09月17日(土) 娘の出産祝いに 彼の知人からバースディプレートを頂いた。 プレートには名前と出生日時、体重、身長が金文字で 焼きつけられている。 このプレートが送られて来る数週間前に彼はその知人に 娘の誕生の詳細を尋ねられたらしいのだけれど 彼も彼で うろ覚えだったらしく 適当に答えたらしい。 ところがまさか このような物となって送られてくるとは 夢にも思わず 結果的に私が受け取って中を開けてみると 間違った出生時間と間違った出生体重が焼きつけられていた。 私はそれを受け取った時 自分でも意外なほどに とても嬉しかった。 私は普段、この種のものがとても嫌いだからだ。 多分これが私にまつわるものであれば あからさまに嫌悪を 呈していただろうが 子供のものとなると別なようで 記念となるものを頂いた事に その心遣いを有り難く感じてしまった。 ところが、だ。 記念であるハズの物が 違った時間と違った体重が記されていては 全く無意味になってしまう。 しかも 父親である彼が娘の詳細を間違えるだなんて 私からするととても許せないことだったわけである。 私は 彼が仕事中であるのを承知で 「ひどすぎる」と、泣きながら非難の電話をかけてしまった程なのだから。 結果的に この商品を扱った店に電話を入れ 有料で焼き直しをしてもらえるということで納得した。 自分が出産祝いを頂く立場になって 世の中にはいろんなものがあるのだなあと 全く感心した。 また 頂く立場の気持ちも それなりにわかった。 子供服など たしかに嬉しいが それほどの感動もない。 中には 洋服だと重なるだろうと 離乳食時期の為の食器セットも頂いたが 残念ながら 我が家は あまりにも多くの方からお祝を頂いている為に 食器セットが4セットも重なってしまった。 そうなると 頂く立場として 目新しく 記念になり 嬉しいのは やはりこのように出生日時や名前を彫り込まれたものになってくる。 結果的に一番嬉しかったのはこのプレートと やはり誕生日と名前を彫り込まれた 純銀製のスプーンとフォークのセットであった。 以前 結婚式場で人気のセレモニーがテレビで紹介されていたのだが 花嫁が自分の母親に 自分の出生体重と同じ重さの テディベアを式の最後にプレゼントするというものである。 そのベアを渡された母親は 例外なく泣き崩れるそうである。 私もきっと いつか彼女が結婚する時に そんなことをされたなら どうしようもないほどに 泣き崩れてしまうに違いない。 友人が ここ2〜3日のうちに出産予定日を 控えている。 彼女は 第ニ児を出産するのだが 第一児と性別が同じなので 大抵の物は揃っているだろう。 だから 私は彼女には そのテディベアを プレゼントしようと思っている。 私が嬉しかった事を 彼女にも 渡してあげよう。 きっと 彼女も喜んでくれるだろう。 ...
|
|