薔薇抄 *Rose Show*
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2008年06月25日(水) バービーになりたい。

大人になるということは、我慢をすることなんかじゃない。
キャパシティと対応力。
お金が欲しい。



えっと、夏ってすごいのね。
コートとか着ないし。Tシャツ一枚で外歩いたりするんですよ。
無防備だよね。外に出たら常に7人の敵がいるというのに。

そうなるともう、Tシャツの担う重責と言ったら。
考えてみてほしい。
たまたま電車で居合わせた人や、エスカレーターで行き交った人、店の出入口ですれ違う人との一期一会。の、これが最後のチャンスっぷり。
自分的には何十枚あるうちの一枚でも、そこで着てる自分のTシャツの胸に、でかでかとおしゃれでもなければ笑えもしないようなどーでもいいことや絵が書かれていていいわけがない。と、夏を予感でなく感じる日々に、よく考えています。

ロゴT怖いよね。
どーするよだってわたしのTにSEXYとか書いてあったら。判断つきかねるよね。どう…して欲しいのか。突っ込んでほしいのか流してほしいのかなんでそれ着てるのか。なんで今日それ着てるのか。
あのね、なんかおしゃれじゃなかったら、せめて笑って頂きたいと思うんですね、人様と会う時の装いに関して。Tシャツってねー、そのどっちも狙えなかったりするからね平気で。
だってTシャツってさ、形が簡単すぎるから。なんせTだから。だから自然と書いてあること気になるじゃない。情報伝達に長けすぎている。まあだからツアTだし、チームTだしね。欲しいし買うんだけど。立派にアイデンティティとして機能してしまう。その、それで全部っぷりが怖い。なんであの形で、書いてあることでおしゃれか否かが決まるのか。例えば、DAVID BOWIEと書いてあるのは着れるのに、SAと書いてあるのは着ようという発想にも辿り着けなかった。ボウイ様より櫻井さんを愛していても。
モナリザツアーの全曲Tとかもね、それだよ。今井さんも常に、Tシャツの在り方を追究してらっしゃるに違いない。たぶん、全納得で着てるTが、彼にもまた、なかったのではないのでしょうか。少なくとも当時は。

Tシャツという衣服の、その完成度。そして可能性。
常に試されているのです。たかがでされど。

さて、大人になることで、センスは養われたり成長したり、または生まれたりするのでしょうか?

例えばドアーズを聞いたこともないのに、ロゴがかわいくてドアーズと書かれたロゴTを買うのは、素敵なことのように思えます。
アメリカが好きではないので、どんなにかわいくてもI v NEWYORKと書いてあるTシャツは着るのを躊躇ってしまうのですが、それは損をしているのでしょうか。

まあそうやってハードル上げていこうよ。
あれもこれもかわいくて欲しくてきりねーよ。


女子は、かわいくすればいいと思う。
もうそればっかり考えてていいと思う。
かわいくする努力をできないことに言い訳するくらいなら、おしゃれに関する一切に口をつぐんで欲しい。


だからってわたしは買い物していいってことにはならないっぽい。


今欲しいのはあれです。あそこのあの薔薇柄のポーチ。ウェブストアSold outとか腹立たしい限り。


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