薔薇抄 *Rose Show*
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2008年05月12日(月) 天使のように完全

で、天使のリボルバDVDを見ました、という話しをします。


正解発表! みたいな。
超かっこよくて、超演出されてて、どっからどう見てもかっこいBUCK-TICKでした。
世界で一番かっこいい。
世界で一番かっこいい(二回)。

あのSEから始まって。あれ頭切られてるよね?短いよね?あんなに見たのになあ。忘れたとは思えないけど覚えてないなあ(忘れてんだよ)。

そうかあの日これを見たのか。

細かいことの羅列で覚えてる。
そう、ツアー後半、精神異常のポーズがあったなあとか。
フロントのフォーメーションとか。
照明とか。暗転とか。
今井さんの立ち位置とか。
あのときの気持ちというか記憶みたいなものとか。一緒に見てなかった人の顔が唐突すぎるタイミングで急に脳裏に去来するのは、たぶんあの日生まれたパブロフなんじゃないかな。
でも、音だけ聞いてたときのが思い出したかな。
映像を伴うと、それで作品だから。
わたしがあの日見たのは、これだけど、これじゃないんだね。
まあ要するに、視界が違う。
ハウスライブでそれの映像化、ってのが続いてた(の?)からか、あ そっかあ と思った。
絵が違う。
実はこういうライブだったんですよ、って教えてもらった感じ。
お得です。

あの日は席がステージから遠くて、だから実はこうだったんですよ、ってのがこのDVDで確認できるんだろうな、と、発売決定を聞いたときから思ってたんだけど、なんか、それとは違った。
わたしが見てたのも本物だもんね。あそこからあの角度で見てたのが、わたしの天使のリボルバ最終日です。
だってね、そう、すごくいいライブだったんだよ。すっごい楽しくて感動して泣いて泣いて。
割となんか、完結してたみたいで。消化済み。
だからもう一回新しく、知らないものを見せてもらったようでうれしい。
あの時感動して泣いてたのと、今DVDを見て泣いてんのは、たぶん違う気持ちじゃん? あ 一緒なのかな。気持ちが高ぶって、高ぶる思いの副作用で泣いてるのは。
かっこいい泣き。
まあ総じて感涙。
この揺さぶられ方がBUCK-TICKだ と思う。琴線に触れるどころじゃなくて、鷲掴みされる感じが。
向こうは泣かす気全くないのに、揺さぶられて発生した感情の発露が涙。なんか感情表現のレパートリ増やしたいんですけど。
そうかこんなだったっけ、と思ったのが、照明の暗さ。色は着いてるんだけど、暗い。なんかもう、闇が濃くて重い。こんな色を出せる人たちが日本に東京に住んでるなんて嘘だ。日本が沈没しちゃう。
もうほんとになんか、映画見てるみたいなの。
誰がどーした とかいう話はすっごい細かくいっぱい出てくるけどね、なんか全体的にぽかーん だよ。きゃっきゃ見るもんだと踏んでたのにな。
また思ったよりBUCK-TICKかっこよかったからかな。
唖然喰らいました。
アンコールもちょっとひどいよね。スターは照れてもスター。かっこつけてもスター。そっかあこれ見たのかあ(しつこい)。
まだ一回しか見れてないんだけど。
また見たらまた書きたい。


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