薔薇抄 *Rose Show*
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2007年07月27日(金) sick s

またね

という言葉に弱いのです。

それを口にするときは、別れのときだからです。

それを口にするときは、今日はもうこれきりだけれど、つまり、本当はもっとずっと一緒にいたいのだけれど、止むに止まれぬ事情や時間の限りがあって、終わりにしなくてはいけないので、とてもとても残念だけれど、という気持ちをその言葉に込めているからです。
更に、だからどうか、これきり会えないだなんて言わないで、次に会えることを楽しみにしていてもいいですか?そして、あなたもわたしにまた会いたいと思ってくださいますか?あなたと迎える未来を、期待していてもいいですか?という気持ちを、その言葉に込めているからです。

この悲しみと寂しさと切なさと、淡い、時には強い、希望と。
祈り、希い。

約束をするなら、わたしともう一度、またきっと会うと、あなたが約束をしてくれるなら、「またね」と言って、手を振って、キスをして、分かれましょう。


毎朝あの人に言うのです。「またね。またあとでね。また夜にね。」約束したから、ちゃんと夜にまた会ってね。だからわたしに今日もう一度会うために、今日をちゃんと無事に過ごしてね。

寝る前にあの人に送る、今日最後のメールでさえ。

またね。
と綴るのは、とても痛い。







えーと。
心配してもらいたくて書くんですけど、最近具合が悪くて痛いところがいっぱいあります。
頭痛と肋間神経痛。あと巻き爪。まあ、全部前からですが。
愛しいあの子が同じ持病を患っているとわかったので大層気を良くしているわたしのこんなサディスティックな愛情は果たして許されます か 。
痛いのはとても辛いのですが、可愛いあの子が毎日心配してくれるのがさらにとても辛いのです。大丈夫っつっても全然信じてくれないんだもん。
なんでこんなに痛いのか。痛いところは悪いところ。
頭痛はもう諦めたけど、肋間神経痛ね、これどうにかなんないかな。すっごいんだよ。えげつない。急に、前触れなく突然(全部同じ意味です)、鳩尾を肋骨ごと中からすっごい握力で握り潰されるような痛みっつーの?心臓が攣るっつーの?とにっかく、超クリアな痛み。鮮烈な。ぼかし一切なし。比喩でもなんでもなく息ができない。つか息をすると痛い(死を覚悟)。
子供の頃、これどこが痛いかわかんなくて、親に「心臓が痛い」とか言ってたら、「心臓が痛いってあんた。そりゃ、もう死ぬんだわ。」とか、「それは肋骨が折れてんだよ。ほっときゃくっつくから。」とか言われたんですよね。…わたしかわいそうじゃない?その話を最近両親にしたら、「そんなこと言うわけがない。あなたは小さい頃から咳一つしても病院に連れて行ってたんだから」と言われたんですが…。
綺麗な記憶しか残らないんだね、人間て。

でも、あれでしょ?みんな言わないだけで痛いとこなんていっぱいあるんでしょ?
病気ネタなんて読んでもだれも楽しくないもんね。
知ってて書いてます。
いつもありがとうございます。
あなたのお陰で生きております。



あのね。ずっと仲が良くて、別に仲が悪くなったわけじゃないのに、なんとなくタイミングやらテンションがずれ出して会わなくなる人、とかいるじゃないですか。
わたしはまた会いたいと思ってるけど、向こうはそうは思ってないかもしれない、とか、わたしに会いたいと思ってくれてるとは思うけど、わたしより会いたい人が他にいるんだろうから、誘ったら悪いかな、とか。
あれ、せつないね。
そういうの考えてんだかいないんだか、とにかく全部踏み倒して「会おうよ」て言ってくれる人、わたしには今までふたりしかいなかったんだけど(そのうちの一人は一緒に住んでる人ですけど)、増えるのかもしれないなって期待してる。
わたしが全部踏み倒して「会おうよ」って言い続けてれば。


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