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ゴメンナサイ、と謝ることで己は己自身の気分を軽くしたいだけなのだ。吐き気がする。己はあまり吐いたことが無いので、今までの人生で二度くらいしか吐いたことがないので、吐き方が分からないのだけれど、喉の奥に指を突っ込んで無理矢理に吐き出してしまいたいと思うくらい気持ちが悪い。内臓の全部、脳みその全部吐き出して、洗浄してしまいたいと思う。苦しい苦しい苦しい。 吐き気が止まらない。ここ最近、一週間くらい。自分の所為で仕方ないことでそれでも苦しくて全てを放棄してしまいたくなる。それなのに己はその苦しさと引き換えに全てを失うだけの覚悟は無い。苦しくても、どんなふうに思われていても、側にいられないほど辛いことは無いのではないかと思ってしまうから。潔さの無い、情けない人間だと分かっていても、そうせずにはいられない。腹の中の嘲笑も軽蔑も面に出ないならばそれでいいと、それくらいなら捨ててと云えない自分が愚かしく呪わしい。
笑ってしまうくらい己の頭の中は下賎なのだ。似ているというその人に喰って欲しいと思った。嘲り笑うことも馬鹿らしくなる。何て人間。何て身の程知らず。
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