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2003年04月21日(月) 天上に続く階段に羨望の眼差し

 サーチャー試験。昨日の試験を受けに行かなかったことで、どれだけに自分がそういうものに無関心か分かった気がした。
 何も無い。己の中には何も無くて、分かっていたことだけれどもそれに愕然として、もうどうでもよくなった。
 [目的]なんて無い、[取り敢えず]と思っている自分が堪らなく嫌だ。どうしてこうなったんだろう何て考えたくも無い。生きていることがこんなにも無意味に思える。苦しい。
 答弁できるほどの何かが無い。言葉が出ないから諦めるしかない。それだって別に辛くは無い。本当にどうしようもない。
 浮上しろ。一刻も早く。生きていることに価値すら見出せない。ただ無駄に金を使っているだけなら塵芥にも劣る。

 三秒で考えたという卒論の題に敵わないとさえ思う。可笑しいくらい己の頭の中には何も無い。最近頻繁に君の才能とか頭の良さとかそういうものを再認識するのだけれど、その度に言葉を失う。絶句する。彼を頭がいいと云うけれど、たとえはったりだとしてもそれに張り合えるだけの言葉が君にはあるだろう? そして彼と話して君は何かを得る。己には無い。何も得ることも無く、発する言葉も無い。無意味にただ呼吸するだけ。
 そこにある絶対的な差に、羨望の眼差しを向け、ただ平伏すだけ。


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