沈んでいくその浮遊感。 抱きとめてくれる腕が欲しい。 酔っているような感覚で眠り続ける。宙に浮いているような、深く沈んでいくような不思議な感覚。 目覚めて、貴方が居て、もう他に何もいらないと思えた。貴方を幸福にするのが己であればいいのに。三千世界の鴉を殺し6/津守時生/新書館ウィングス文庫イラスト 古張乃莉2002ISBN4-403-54050-3