昨日、大統領の「反乱」以来始めての「首相−大統領」の会談が行われました。でも事態収束への明確な合意は得られなかったみたいです。
首相側からすると、国会を早期に開会すること、大統領が罷免した3人の大臣を復権させること、和平交渉を首相主導ですすめること、等が条件です。
大統領をこれらの条件を受け入れることができないでいます。というのも、国会を解散し、選挙に打って出て勝利を収めるには、選挙を取り締まる警察を管轄する内務大臣、情報を統括するマスコミを管理するマスコミ大臣のポストは不可欠だかです。選挙が公正に行われるなんて誰も信じていません。もちろん大統領が一番わかっているのです。
一方、これは「うわさ」ですが、大統領側が反対勢力の国会議員を「金」で獲得しようとした企みは失敗しているみたいです。これから数日間、表面上は「大統領−首相」の妥協を探る会合が続く一方、水面下では、選挙対策として「金」による多数派工作が激しくなるのでしょう。
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