今回のSOSコンサートではホルスト作曲組曲惑星から「火星」を演奏します。今年は火星大接近の年なのでそれに因んだのでしょう。大接近の日は過ぎても「火星」の明るさは大変なものです。「火星」は戦いのシンボルなので勇ましい曲です。
高校時代にブラスバンドで泣かされた曲でもあります。金管楽器の人にはカッコいい曲なのでしょうが、木管楽器担当者には「苦痛」の曲なのです。しょうもない五拍子の伴奏を延々とやったかと思うと、とんでもなく難しい16分音符のパッセージが来るのです。実は妻の高校時代にこの曲で「コンクール」に挑んだのでした。すごく苦しんだと想像できます。
今回はチェロで挑戦です。最初の五拍子の伴奏は「コンレーニョ」で弓の木の部分で弦を叩きます。クラリネットで吹くより疲れませんが、三拍子を上手く刻めません。ここは練習が必要。そしてやはり同じ16分音符のパッセージ。こんなのできるわけがないと殆どあきらめムードです。
大接近に因んだとは言え、金管楽器が大活躍する曲で、金管楽器の方の殆ど(ホルンを除いて)エキストラなので、なんでこういう選曲になるのか少し疑問です。
|