今日明日(9日、10日)東京で「スリランカ援助国会議」が開催されています。こちらの報道でも大々的に報道されています。和平と引き換えとはいえ、1000億円を超える援助が約束されるとはすごい金額です。しかし一方の当事者「LTTE」は不参加です。
少し気になります。「金」で和平が買えるのか? 「金」で憎しみが癒されるのか?ということです。確かに膨大な援助でスリランカの生活インフラは改善されるでしょう。多くの人が恩恵にあずかるでしょう。それが永続的な和平に繋がるのかしら。
スリランカ政府にはこの「金」を本当に「透明に」使ってほしいです。この金の配分次第で紛争再発も十分あり得るのです。金があればあったで分配方法でもめるのが常です。私には「危険な援助金」としか思えません。自分達で苦しんで捻出した金なら皆十分注意して使うでしょう。
日本を筆頭に援助国は援助金の使い道の監視を強化するでしょう。そのためのコストがかかります。世銀はじめ国際機関を政府の監視を強化します。欧米型の行政を善とする考え方が根底にあって、スリランカ政府の行動に注文をつけるでしょう。これからスリランカは非常に困難な時代を迎えることでしょう。
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