KENの日記
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2003年05月24日(土) 二つの葬式

今日私の故郷長野県の須坂近辺で二つの葬式が行われました。

前から書いているように、ひとつは私の妻の弟の奥様の葬儀。まだ41歳だったはず。残された義弟と子供二人のことを考えると胸が傷みます。妻からの話によるとこの葬儀には横浜等遠くから多くの弔問客を迎えたようです。

もうひとつは私の母の弟つまり私の叔父の葬儀です。この叔父には子供が無かったことと、亡くなった私の父がこの叔父の店でずっと働いていたこともあって、小さい頃は随分可愛がってもらいました。この叔父からプレゼントされた古い腕時計は健在です。

この二人には、去年の12月に会ったのが最後でした。妻の父が昨年12月亡くなり、その葬儀のために帰国した時に義妹とは会っています。そのときは義妹は多少疲れているかなという雰囲気でした。弟夫婦は共働きなのでキツいのかな考えていましたが、今考えると脳の腫瘍は随分進んでいたようです。実際彼女が異常を訴えて入院したのは今年の春の連休の時で、そのときには手の施しようが無かったようです。

叔父はいうと心臓パイパスの大手術を受けてから約10年。こんどは胃がんの手術をするということで入院していた叔父のところへ、母と一緒に見舞いにいったのでした。この叔父には随分世話になったのでぜひ見舞いをしておきたかったのです。手術しても大丈夫かどうか心臓の検査をしたあと、3月に胃がん摘出手術が行われました。本人は大きな手術に慣れていて飄々としていましたが、奥様(叔母)は大分心配していました。叔母には知らされていたのかもしれません。方々に転移した「ガン」はとりきれなかったようです。

今日、妻から話を聞いてまた驚いたのですが、二つに葬儀で取り仕切るお寺様が同じだったようです。義妹の葬儀は彼女の実家を喪主として行われたのですが、彼女の実家と私の母の実家のお寺様が一緒だったとのこと。そのため義妹の葬儀が午後一時から、叔父の葬儀が午後4時から行われました。

昨日書いたように、昨日朝の飛行機が飛んでいれば私は両方の葬儀に参加できたのです。非常に残念です。昨日と今日は、近くのガンガラーマヤというお寺にいって二人の冥福を祈ってきました。その後、貴重な日本酒を一人で飲みながら思い出に耽りました。

母は私が帰国できなく残念そうでしたが、弟が小田原から駆けつけてくれたので助かりました。相変わらず妻には苦労を掛けています。




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