KENの日記
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2003年05月20日(火) 「おしん」

NHK海外放送。スリランカでは夜の9時から「おしん」を放送しています。スリランカの放送局でも白黒のぼろぼろ画面にシンハラ語をつけて放送していますが、こちらはカラーも鮮明な非常に綺麗な復活版です。日本でも放送しているのかしら。

これを見ていると、このドラマがなぜいろいろな国で人気があるのか少しわかってきます。

まず、脚本が非常に丁寧に作られています。ストーリーは破天荒なものですが、それに違和感がない。いかにもありそうに書かれているのです。それと「おしん」のひたむきな勤勉さと強さは、貧乏な人の模範です。

さらに配役の人の役作りがずば抜けて深いです。主役の「おしん」はじめ、みんなの山形弁がすごいし、外国の人にはわからないと思いますが、方言に洗われる「素朴さ」「強さ」を上手に生かしていると思います。

こういう番組は今では作ることができないのかしら。昔の日本の丁寧な「仕事」を見せてももらい、うれしいやら、悲しいやら、です。




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