スリランカ南部を襲った集中豪雨は大災害をもたらしました。内陸部のラタナプラ、海外沿いのゴール、マータラが洪水に見まわれて、200人以上の死者がでており、同じ位の人が行方不明になっています。
これだけの災害は57年ぶりだそうです。日本みたいに毎年台風がきていれば、それなりの備えもあるでしょうが、57年ぶりだと過去の記憶もないので備えも忘れてしまうでしょう。長期間平穏であったために備えが出来ていなかった「つけ」が一度に来たのだと思います。
こちらの雨は熱帯なので、降るときにはものすごい勢いで降ります。ほんとに滝のようです。しかしそれほど長期間降ることはめったにありません。しかし、その勢いで数日間降られたらひどいことになるのです。
スリランカの街には必ずと言っていいほど、街の中心地に時計台があります。遠くから見えるようにかなり高く作られています(5m以上はあるでしょう)。ラタナプーラではその時計台が水に沈みそうになったというからすごいです。
今回の災害では地滑り(土砂崩れ)で多くの方が亡くなったり、家を失ったりしました。推測ですが熱帯地方の樹木は成長が早いですが、根の張り方をそれほどしっかりしていないのかもしれません。椰子の木など非常にバランスが悪いなと思います。いろいろな要素が絡まって大災害になってしまったようです。
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