ゼロの視点
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2009年06月04日(木) 洗濯機騒動 3

 さて、お邪魔させてもらっているM嬢宅、最近、家族が増えたこともあり、今までのように、ただただひたすらM嬢と酒飲んで話しているわけにもいかない。とっても、とってもかわいい女の子なんだが、泣く時は泣く、それも素晴らしく叫んでくれたりもする。

 ゆえに、皆がなんとかして赤ん坊をあやしたりするのだが、そのあやすグッズの中に、歌う絵本(各ページのアイテムを触ると、そのテーマにそった歌が流れてくる本)がある。子供が登場してはじめて、彼女らの家を訪れた時、彼女もその夫も、気が触れた?、ってくらい、この絵本の歌を歌いまくって子供をあやしていたように見えたのだが、気がついたら私もすっかりこの絵本の歌を覚えてしまって、チャリンコこぎながら鼻歌でくちずさんだりしてしまうこともあり。

 その昔、高円寺駅や渋谷駅などで耳にせざるを得なかった、あの某真理教の、アホくさいほど単調で延々と繰り返されるテーマソングを、気づいたら口ずさんでいた時の恐怖にも似ていなくもないのだが・・・。

 というわけで、状況も変わった今、色々と急がしいお母さんに代わって、ごはんをあげたり、哺乳瓶で水分取らせたりとかお手伝い。こんなことをしていると、あっという間に時間がたち、M嬢の夫Fが仕事先から戻ってきた。

 なにかと忙しいF。彼が戻ってきたらすぐにクルマに乗って、ショッピングモールへ突撃できるように準備しているように!、とのお言葉に従い、Fを極力待たせないように車に乗り込む。そしてM嬢とその“プリンセス”にお別れをして、いざ突撃。後部座席いっぱいに洗濯機を載せる予定なので、彼女らは一緒にやって来られないのだ。

 店についても、さすがF、交渉のしかたがうまい!。端的に要領をついていて、みているだけで気持ちがいい!。うちのオッサンだったが、ここで自分の身の上話とか、嬉々としてはじめるので、洗濯機を購入するために店にきたのか、店員とお友達になるために店にきたのか、まったくわからなくなること常なのだが・・・。

 気がついたら、値段の交渉までしてくれており、いやいや本当にすごいぞ、仕事人F。購入したばかりの洗濯機を後部座席に積み、いざ別荘へ。日本の実家の洗濯機が壊れて、従姉妹H嬢のフィアンセH氏の実家からおさがりをもらったのだが、この時の洗濯機の重さとは比較にならないほど、今回購入したブツは重い・・・・・・・・・・。

 それでも、なんとかFとわしの二人で洗濯機を下ろし、また古い洗濯機を外へひきずりだす作業にしばらく専念。とても暑い日だったので、こんなことやっているうちに汗がポタポタ落ちてくる。首にタオルを巻きたいほどだ!。これが外で作業する醍醐味なのか?、などと内心思いながら、現場の親方と化したFのつかいッぱとして命令に従って動く私。

 なんでもかんでも業者まかせで生きてきた人間にとって、こういった作業のひとつひとつが新鮮だったりする。親方Fは、マイ工具箱を持参で来てくれたのだが、彼に「〜をとって」とか、工具の名前を言われるたびに、まったくわからない私を発見。工具系のフランス語の単語をほとんど知らないのだ!、いやあ参った。

 一方、親方のほうは黙々と設置作業に入り、取扱説明書もクールに読みこなし、ちょっと私が別のことをやっているうちに、洗濯機を作動させていた。
 洗濯機を試運転させている間に、6月2日の晩に食べ損ねたビールとパテで、小腹を満たす。一仕事したあとのビールは本当に美味しかった♪。親方も腹が減っていたのか、わしわしとパテとチーズを食べまくっていた。そして、彼は古い洗濯機を撤収もしてくれた、もう神っすよ、ここまでくると!。

 日本の実家で、母が長年愛用していた2措式洗濯機を、リサイクルセンターに自力で運んだことがあったのだが、まず洗濯機が異常に軽かったのと、クルマがあって自分の好きなときに持ち込めたということもあってできたことだったが、こうして時間が限られたフランスの別荘地で、やっと新しい洗濯機が設置するところまでこぎつけたものの、古い洗濯機を始末するまで滞在延期とかになりかねなかったので、本当にありがい。

 この晩から、翌日まで、この新しい洗濯機で、別荘中のものを選択しまくったアテクシでした。ちなみに洗濯機は6回も調子にのって回してしまったっす♪。



                  神、君臨中♪


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