ゼロの視点
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2007年10月01日(月) 雑草との闘い・1

 9月28日に日本に到着した私。そして、夫は10月11日に到着予定・・・・。ということで、それまでに一人の時間を思う存分・・・、ということで、今回は、本当に日本に到着してから、時差ぼけもなく、翌日からはローカルタイムに沿った行動をとることができた。いつもだったら、1週間くらいダラダラしているというのに、1週間もダラダラしたら、あっという間に夫が到着してしまう・・・、というプレッシャーがここまで、私を規則正しい人間にさせるのか?、と、自分でもビックリ。

 とかく、日が短くなる一方の日本において、朝、ちゃんと起きないと、あっという間に日が暮れてしまうゆえに、これまたきちんとした生活を送らないと、色々な用事ができない、というのも、こうした生活に私を追いやるひとつの理由でもある。

 夏の間に、思う存分伸びた庭の雑草対策のために、シルバー人材派遣に電話して、なんとか植木屋さん部隊の予約ゲットとか、そうした細かくも必要に迫られた用事が多い。特に、この植木屋さんゲットには、チケットぴあに電話するぐらいに競争率が激しく、昨日から泊まりに来ていた友人YK嬢が寝ている部屋の隣で、ひたすらリダイアル機能を駆使して、早朝からシルバー人材に電話をかけ続けこと1時間半。

 ようやくかかったと思ったら、もう締め切りということで、あっという間に電話を切られそうになったところを、フランス仕込みの《システムD》にて、なんとか大げさな一芝居をうって、例外的に予約することに成功。《システムD》と書いたが、今回のソレは、日本語でいえば《浪花節》と表現することも可能だろうか?、とにかく、お涙頂戴な身の上話をして、係員の琴線にダイレクトに訴え続けた結果、OKになったわけ、だ。

 《システムD》とは、状況にあわせて臨機応変にその場を凌いでいく方法、とでもいったらいいだろうか?。だから、浪花節が必ずしも《システムD》であるわけではないが、《システムD》の一環として、浪花節な方法を選択することもある、というわけ。

 こうすべきとか、そういったハウツー本的な方法論にはメッポウ強い日本人だが、理論や規則が通じないところで、どうやって目的を遂行するか?、という方法は、ラテン人やアラブ人などのほうが勝っていると思わざると得ないことが多々あるのだが、ま、その辺のところは、知らない間に私にも身につきつつあるようだ。ま、それがいいことかどうかはわからないが、今回は、それが吉と出た模様。

 予約をゲットでき、ホッとして電話を切ると、隣の部屋で寝ていたと思っていたY嬢が、《よくやった、あそこまできちんと話せば、人はわかってくれるよっ !!!!》と、わしのことを誉めてくれた(笑)。今や、中間管理職となって星の数ほどの顧客と、大勢の部下との板ばさみになりながら、毎日サービス業に従事している友人からの、お褒め言葉、うーーん、なんとも感慨深い(爆)。ってゆーか、あなた、寝たふりしてたの?、それとも私が起こしちゃったのぉ?。

 それにしても、植木屋、水道屋、電気屋、リフォーム屋でもなんでもいいが、きちんと選ばないと、ただただぼられる心配がある。ま、フランスと比較したら、たいしたことがないのだろうけれど、母がすでに老人ホームで暮らしだして久しい現在、実家の管理費用は、まるでもうひとつ我が家(わしと夫)に、別荘が増え、それを管理するような感じになりつつあるのが現状。ゆえに、経費には、今まで以上に注意を払わざるをえないのだ。

 植木屋にしてもピンからキリまであるし、だいたい、わたしが植木屋の相場を知らない。そんなことは、すべて母がやっていたのだから・・・・・。おまけに、母がボケはじめてからというもの、かなりわけのわからん植木屋につけこまれて、信じられない額を彼らに支払っていたと思われる、領収証などが実家からボロボロ発見されると、なんとしても、確実で安いものを選んで、損失補填をしたいと考えてしまう私。ゆえに、シルバー人材派遣にお願いしようと思ったわけだ。

 日本帰国まで、私を多いに杞憂させた、我が実家の雑草問題だったが、実際に目の当たりにすると、そりゃあワイルドで、ビックリを通り越して爆笑してしまったほど。そのくらい、草は伸び放題だった。一番背の高い雑草で2メートル近くあった。で、こんな雑草に占拠されてしまった我が実家の庭の景観に、ただただ圧倒されるのみ・・・・。あの草むらの奥に、何か棲んでいるといわれても不思議じゃないイメージ。プチ樹海といった感じだっ!。

 空き家というイメージを極力近隣に与えたくなかった私だったが、ここまでくると、空き家云々じゃなくて、お化け屋敷か?、と・・・・・(滝汗)。幸い、家の中が痛んでないので、なんとかなるのだが・・・・。それにしても、空き家の管理というのは、なかなか大変だと思ったゼロでした。


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