ゼロの視点
DiaryINDEXpastwill


2007年09月20日(木) 冷夏と猛暑

 日本への出発を1週間後に控えて、現地天気予報などについての記事をちょくちょくネットでチェックしている日々・・・・。にしても、今回の日本は、まだ暑そうで・・・・・・・・・・・・・。

 今年の夏は、ヨーロッパ南部のギリシャ、イタリア、マケドニア、アルバニア、ハンガリールーマニア、ブルガリア、クロアチアなどの国が、連日40℃〜45℃という猛暑と干ばつに襲われていたのだが、フランスは冷夏。それも驚異的な冷夏・・・・・・・、で、連日寒いのなんのって・・・・。

 6月はまだそれでも夏のような天候もあったが、7月8月は太陽なんて世の中に存在するのか?、ってくらい日差しもない、肌寒い日々が延々と続いていた。家の中で、じいっとパソコンの前に座っている時など、あまりにも寒いのでフリースを羽織ってないと、風邪をひきそうなほど。

 最高気温も、20度ちょっとあるかないかという冷夏のまま、このまま冬になっていくフランスで暮らしている私が、例年にない猛暑に未だに襲われている日本へ里帰り・・・・・・。9月の末だったらなんとかなるだろう・・・、と思っていたのが、どうも甘かった模様。

 数日前から日本の友人・知人にかたっぱしから体感温度状況をメールで報告してもらっているのだが、メール読んでいるだけで熱中症になりそうなほど、日本はどうもまだ《夏真っ盛り》のようで、アタマがクラクラとしてきて気が遠くなってくる・・・・。

 昨年の6月のモロッコのフェズへ行った時は、熱波が襲ってきていて連日40〜45度だった。湿気はまるでなかったが、この気温で朝から晩まで観光していたことを思い出してみる・・・。じゃなかったら、2003年のパリをフランスを襲った史上最高の猛暑の記憶を蘇らせてもみたが・・・・・・・・。

 いやあ、やっぱりだめだ・・・・・・・・・。もう身体が冷夏仕様になっているようで、どうもピンとこない。ピンとこないから、荷造りするにも、どんな衣類を選んでいいのか見当もつかない・・・・。ちなみに私は、11月末まで日本滞在。なので、これから先、どこまで日本が寒くなっていくのか・・・、というところまで見込まないといけないのが、非常に面倒くさい。

 実家にも衣類はまだ残っているとはいえ、TPOに合わせた服装となると、やっぱりパリから背負っていったほうが便利な場合が多い。例えば、私の靴のサイズは大きいゆえに、日本でいざパンプスがほしいと思っても、なかなかみつからなかったりと、不便が多いのだ・・・・。同じく、私は背が高いゆえに、ジャケットひとつとっても、袖の長さなども、フランスでみつけたモノのほうが縫製は悪くても、見た目はシックリくることがあり、これまた、日本では見つけにくいのが難点・・・・・・・・・・・。

 私は1週間後、夫は3週間後、友人2名は4週間後にそれぞれ日本に到着するのだが、本当に出発直前になってみないと、衣類の準備は難しそうだ・・・・。

 そういえば、今年の春先に里帰りした時にも、日本出発直前に、今回と同じようにメールのやりとりを現地の友人・知人として、全員が《スゴイ寒いし、今でもストーブつけている》ということだったので、《よっしゃ !!!!》とウールの短めのジャケットを羽織って戻ったら・・・・・・・・。噂されていた寒さは、到着して数日の間だけで、あとは、暖かくなっていく一方だった・・・・・。

 また、この7月初旬に日本からパリへ来た友人SF嬢夫妻。一応彼女らが来るまえに《パリはマジで寒いよっ !!!!》と伝えておいたのにもかかわらず、彼女なりにうけとめた《寒さ》というのと、私が伝えたかった《寒さ》の間にはかなりの温度差があったようだった。結局彼女、フランスに持ってきていた、たった一枚の長袖のブラウスで、道中を過ごさざるを得なかった(笑)。どの写真を見ても同じ格好をしているSF嬢・・・・・(笑)。

 日本とフランスと何度となく往復している私であるが、いつも夏を避けてきていた。そのくらい、日本の夏が大嫌いな私。祭りがあろうと、風情があろうと、梅雨から真夏にかけては絶対に日本にいたくないのだ・・・。いつぞやは、成田からパリ行きの飛行機に乗った瞬間に、関東が入梅したこともあった。この時は、ギリギリセーフで梅雨を回避できて、妙に嬉しかったものだった。

 とにかく、《暑さ寒さも彼岸まで》というように、一刻も早く、日本の残暑が収まってくれることをひたすら祈って止まないゼロでした。


Zero |BBSHomePage

My追加