ゼロの視点
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2007年09月07日(金) ウサギかカメか?

最近は、フランスにいようが、日本にいようが、あまり個人的には差がなくなってしまっており、もう、どこにいても一緒・・・、ぐらいな感覚なのだが、それでも、幸か不幸か、まだ決定的な違い・・・、というのも残っているのでネタにしてみようと思う。

 当方40歳、日本および在仏の私の女性の友人・知人においては、結婚して母親になっている友人は3割弱。あとは、独身で仕事をバリバリしていたり、結婚していても子供がいなかったりと、そんな感じ。また母になっている友人の場合でも、その子供たちは、まだそんなに大きくなっていない。

 大学からの友人T嬢が、卒業式前に身篭ってしまい、膨らんだお腹のまま袴をはいて、大学を後にしていったときには、親になるということ以前に、結婚する・・・・、ということ自体も、まだひとごとでしかなかった、お子様でパラサイトだった私と、T嬢と同じく仲良くしていたKY嬢と、ただただT嬢が妙に大人に見え、呆気にとられていたものだった。

 そして、そんな彼女の息子は、中学生という。受験地獄もなんとか乗り越えて、某私立中学で頑張っているというニュースを耳にしたときには、またまたビックリ。ま、とにかく、T嬢の息子が、私の日本での友人らの中で、一番年上の子供・・、ということになる。

 一方、フランスにおける非日本人女性の友人・知人になると、もう子供が成人している場合がけっこうあるのだ。友人のJは49歳で大企業でバリバリと働くバツ一の女性だが、もう孫がいたりする・・・・・。彼女は、仕事をして、独立した子供達とアポをとって食事したり旅行したりすると同時に、ボーイフレンドもとっかえひっかえと、人生を謳歌している。

 さて、もっと驚くのが、F嬢。うちに週1で、家事をやりにきてくれるルーマニア人の彼女は、35歳だが、すでに母国で孫が、すくすくと育っている最中だというっ!!!!。

 ま、孫までいる場合はさておいても、9割ほどの友人・知人、ものすごく若いうちに出産して、あったりまえに母親業をこなしている。だからといってその9割がずうっと同じ配偶者および同棲相手と暮らしているか?、といえば、ほぼすべての人が違う相手と現在暮らしていたりする。じゃなかったら、影で浮気しているか、シングルで子供と一緒に暮らしている等。

 30歳になるか否かぐらいの友人M嬢は、別れた相手との間で、交互に小学生の子供を預かりながら、舞台女優業やっていたり、未亡人の42歳のA嬢は、19歳になった息子が突然軍隊に入っていまい、いつ戦場に送られるかわからない日々に戦々恐々としながら、生活していたいるする・・・・。

 42歳のMは、真面目&従順な妻としてずうっと生活してきた。で、よくある話で、従順な妻には、なぜか暴君な夫という組み合わせで、ご多分に漏れず、Mの場合もそうだった。夫とつまらない日常から逃避するかのように、育児と仕事に没頭していたものの、それでもどこか報われず・・・・・。

 そんな彼女がふと、会社の上司と怪しい関係にっ。で、あっという間にW不倫になり、退屈だった彼女に日常は、それはそれは刺激的なものへ変化していった。刺激な彼女をどんどん明るくさせ、知らない間に《艶》が出てきた彼女。が、夫はまるで変化に気がつかない(笑)。

 鈍感な夫とは対照的に、彼女の変化に気づいたのは18歳の息子だったっ!!!!!。息子は、メールをのぞき見るソフトを導入して、母の《恋文》をすべて印刷。そして、それを母に告げることなく、直接、父親に見せた。そして、Mは裸同然で家を追い出され離縁され、現在にいたる。

 ま、それでもMは公務員だったので、ひとりで暮らすことはなんとかなっている模様。ここまで話を聞いていた私は、思わず《大変なんだろうっ !!!!》と思ったが、実際に彼女が現在、悩んでいることといえば、《W不倫をしていた上司の心が違う女性に傾きかけていること》だという。いやあ、これには、心のなかで大爆笑してしまった・・・。なんだよ、それが一番の心配なのか?!?!?、と。

 人生何事もスロースターターな私&日本の友人らと対照的に、早い頃から色々とやってきているフランスでの非日本人の友人ら。甲乙をつける問題ではないものの、同じ女性として、これからますます充実した人生が送れることをあらためて祈るのみなゼロでした〜♪。



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