ゼロの視点
DiaryINDEXpastwill


2004年05月29日(土) 古い日記

 またまた、高校からの幼なじみのM嬢が二人の息子と一緒にやってきた。

 彼女も実家を出て久しいのだが、こうやって私が里帰りすると、それにあわせて極力やってきてくれる。わしの母も小さい子供と犬だけは、猛烈に大好きなので、一石二鳥、というわけだ。まるで孫のレンタルのようで、妙に笑える。

 さて、M嬢とは高校1年時のクラスで、知り合った。最初の頃は、お互いに激しく牽制しあっていたのだが、気が付いたら、その後の自分の人生において欠かせないパートナーになっていったのだが。

 そして、奇遇にもM嬢が来る数時間前に、暇つぶしに昔の自分の机の引き出しなどをガサガサと漁っていると、私がこまめにつけていた中学3年〜高校1年までの日記を発見。

 学校という狭い世界において、そこで嫌がおうにも巻き込まれることに対しての不満だの、怒りだのがたくさん書かれた日記・・、だ。非常にイタくアオいしろものゆえ、逆に笑える。

 “今日は雨、だから学校へ行くのをやめた”というフレーズをたくさん発見(汗)。あとは、“NHKの朝の連続ドラマおしんがはじまってしまったので、それをついつい見てしまって遅刻”などというフレーズも多かった。おまけに、学校があと10分、始業時刻を遅らせてくれれば、安心しておしんを見ることができるのに・・・、と当時の私は怒っていたらしい・・・・(汗)。

 想像していた以上に、やっぱりやる気のない高校生だった自分を再発見。日記を丸ごと読み返したM嬢も、それを読んでいる間にすっかり昔にタイムスリップしたようだった。

 M嬢と、エコー&ザ・バニーメンの日本初コンサートに一緒に行ったのを契機に、学校を早退してでも、色々なコンサートやライブなどに行く相棒になっていく。つまらん学校(学業)以外に楽しみを見つけて、どんどん遊びまくりだす瞬間が日記に綴られていた。
 
 そんなM嬢に“ママーーーっ、だっこして!!”と駆け寄り、甘える息子二人が高校生になったらどうなるんだろうか?!?!?!。その時のためにも、この日記をとっておこうと、M嬢と笑いあう。

 夜は、M嬢が息子を彼女の実母に預け、わしらは居酒屋へ。ま、いつものパターンだ。母にとっては、3回目の居酒屋体験だが、だんだんと慣れてきたらしい。

 母にとっては、幼少時代、彼女の父が居酒屋で油を売っているところを、母(わしの祖母)に命じられて派遣され、父を家に連れてくるというのが役目だったのだが、こうして今度は自分が客としてカウンターに座ることに対する違和感というものが未だにあるらしいから、おもしろい。


Zero |BBSHomePage

My追加