ゼロの視点
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知り合いのパリおよびパリ近郊在住の日本人妻連中が、日本人夫および非日本人夫を伴って、午後よりソー公園でお花見。
私は、もともと晴天の日に、家に篭っているのが大好きな人間。“なんていい天気なんだろうっ”と感激しながら、家から一歩も出ず・・・・、という生活が基本。そして、日が暮れだすと外に出る・・・。
実は、夫も然り。ただひとつ違うのは、彼の場合天気がいい日は出かけないといけないような漠然とした強迫観念があり、それをしないと罪悪感にかられる、という点だろうか・・・。とはいえ、罪悪感を感じながら、決して出かけようとはしないのだが(笑)。
ましてや、弁当持参で、ピクニックの準備を万端にして出かけるなど、想像だに出来なかったが、とうとう本日遂行に至った。
我が家はクルマがないので、飲み物など重いものはすべて夫のリュックに積み込み、かさばるものの軽いものだけを私が持ち、RERでソー公園へ向かう。駅から桜の場所まで、かなり歩いたように思う。
やっと到着すると、すでに数組のカップル。挨拶して、自分達の敷物をしいてテリトリーを確保。そこにオカマのように横座りする夫。アグラもかけないし、だからといって正座もできん、というわけだ。そのうち、寝っころがりだす始末。
それに対して、日本人組み(私を含む)は、正座したり、体育座りなどちょくちょく座り方を変えるものの、ゴローンと横になることもなく、平然としていられる。
ああ、座敷文化っ。
桜のある場所は、本当にあちこちにたくさんの日本人がいる。噂には聞いていたが、ここは日本人にとっての花見の名所だったのだっ、と妙に納得。ここまでたくさんの日本人がいると、余計に自分がただ今“お花見”というイヴェントに参加していることを自覚できるからありがたい。
やはり、日本人という同朋があってこその花見だと、つくづく思った。そして、久しぶりに太陽の下で健康的に過ごし、気持ちよかった。
午後6時過ぎまで、のんびりと過ごし、その後、再び駅まで延々と歩いて、シャトレのM宅でのパーティーに合流。再び、飲んで食って騒いで・・・・、としているうちにもう午前3時過ぎ。深夜バスを待つのも面倒くさくなったので、そのまま徒歩で帰宅。
いやあ、本日は本当によく歩いた・・・・・。
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