葉月 凛太郎の日記

2002年11月13日(水) ちょっとした出来事

今日は京都駅にて時間つぶしでふらふらとさ迷っていました。
うろついていたのはポルタ。京都駅地下です。
で、うろついていたらおじいさんと目が合いました。
手が軽く上がって引き止める形になっています。
目線はこれ以上ないくらい綺麗にあってしまっています。

仕方ないのでつかまりに行きました。
まぁおじいさんだし、セールスの可能性は低いだろうし。
「ちょっと聞きたいんですが。」
ハイ?何でしょう?
「京都駅はどこですか?」

・・・・・・・・・・・。

は?

ちょっと待て。今私はどこに居る?
ポルタ内だな?
ポルタはどこにある?
京都駅地下だ。

・・・・・・・・・・・。

「改札にいかれたいんですか?」
とりあえず2秒ほど沈黙してから聞いた。
「そうです。」
「それならあの階段を上がって・・・。」

はたと気づいた。ここから上がって、そして。
右だったか左だったか?

「わかりずらいんでしょうか?上に上がってから
 また誰かに聞いた方がいいでしょうか?」

いえいえそんな事はないんです。ただ右だったか左だったかに行って。
そしてまた右か左かどっちかにあるエスカレーターを上がってひたすら直進です。
ちょっと距離長いんで心配になるかもしれませんが。
しかし。
ここからだと上がって右だったか左だったかが分らないだけです(微笑)

なのでここはとりあえず。

「案内しましょうか?」
「そうしてもらえるとありがたいです。」

で、仲良くエスカレーターに乗りました。
そして。ふとした疑問。
「JRですか?新幹線ですか?」
「新幹線です。」

・・・・・・・・・・・・・。

当初JRだと思っていましたので距離が伸びました(微笑)
まぁいいでしょう、案内すると言ったのは私です。
それに、ここで実は「地下鉄です」とか言われても上ってすぐに下って戻らなければいけません。
で、ひたすら歩いて、新幹線乗り場まで案内しました。
切符を買うために窓口に向かうおじいさんとお別れです。
まぁ、いくらなんでも窓口のすぐ隣の改札にたどり着けないことは無いでしょう。
思わずそれが心配で見守ろうかと思いましたが。
そこまでしなくてもいいはずなのでまたポルタまで帰りました。


京都駅地下のショッピングモールで「京都駅はどこでしょう?」と聞かれて。
いま自分はどこに居るのかと一瞬でも疑ってしまいました。
まぁ別にたいしたことでは無いのですが。
ちょっと心に残った出来事なので。


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葉月 凛太郎