葉月 凛太郎の日記

2002年05月09日(木) 怖い話・・・?

さて、書くことに困ってきたので怖い話でもしてみませうか。
もちろん私の体験談ですが。私的には怖くなかった体験なので、
そう怖いかどうかは解らないのですが。
・・・つかむしろ笑い話?

それは大体5年ほど前の話。
とある夏の日に起きました。
夏といっても、初夏かそれよりも前だったかもしれません。
とりあえず梅雨は過ぎていたかと。
寝ていた私はなんだかよく分からない違和感のようなモノため目を覚ましました。覚ましたといっても、完璧に目が覚めきっていない、半覚醒状態です。
まだ暗かったので寝ようとした私は微妙な感覚から横を向きました。
おそらくはそれの所為で目を覚ましたのでしょう。

ベッドの下から手が出ていて、ちょいちょいと私の髪を引っ張ってました。
しかし完璧に手の平全体で掴む事が出来ないため、指先のみでです。
ちょいちょい、ちょいちょい、と私の髪を引っ張っては、そんなに長くなかったために指先から逃げる髪を何度も引っ張ります。
私はそれをぼんやりと2,30秒は眺めていたかと思います。

ここで、普通の人なら凍りついたり悲鳴を上げる所でしょうか。
しかし私は眠かったためにそんな行動はとりませんでした。
首を逆側に振って髪をそいつの指が届かない範囲にやりました。
そしてその後、ベッドサイドを見やると手は消えていました。

とりあえずこれでもう邪魔されないと思った私は寝ました。


これだけでも笑い話ですが、やはりオチがつきます。

それから何日だか何週間後だかは忘れましたが。
再度そいつは出没しました。
夜中にふと目が覚めて。なんか変な感じが、と思ってベッドサイドを見ると。
以前のように手が髪を引っ張ってます。
とりあえず、安眠を妨害されて機嫌が悪かったのでしょう。
私はその手をはたき落としました。
・・・なんかを触った、という感触があったかどうかまでは覚えていないのですが。
とりあえず私はその手をべし、とはたきました。
そうしたらその手は消えたので、やれやれ、と思いながら寝たかと。

後日。
この話を友達にするたびに。
「驚いてあげーや。かわいそうやん手。」
とか
「あーあー、全然怖がらんどころかはたかれてきっと気ぃ悪くしとるで?」
とか
「いつかきっと君を怖がらせるためにリベンジしに来るわ。
 きっと今はそのために必死に修行してるんやで。」
とか
「かわいそーにきっと仲間から彼(手の事)は馬鹿にされてるで?
 『怖がらせる事が出来なかったばかりかはたかれた』って」
などと言われるのですがどうなのでしょう。
彼はまた来るのでしょうか。
その時にはどこかパワーアップしているのでしょうか。

とりあえず、安眠を妨害するのは止めてほしいと思います。


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葉月 凛太郎