ハニワ在ル...はにわーる

 

 

友、遠方より。 - 2002年07月26日(金)

故郷の友より電話。

一生のうちにほんの数年の許された時間で。
一生で最大量の酒を呑んで暴れ、
一生で最大音量の愛すべき音楽を鳴らし、
一生で最高に暇で忙しくてダメで…忘れたくても
忘れられようもない時間を共有した仲間だ。

たまにしか連絡しないが、
たまに連絡を取れるととても…とてもうれしい。

5年間(ん?)、どこの教室よりも
長くてバカバカしい時間を過ごした
古くて汚い部室がなくなってしまうとか。
誰が結婚するとか子どもが生まれるとか、
そんな話なんだけどね。



今年の、まだ寒い時。
はっきり言って一生のうちで最大に適性のない
某バイトで毎日神経をすり減らしていたころ。

突然、仲間の一人だった先輩が亡くなった。
大きな身体に、繊細で優しすぎる気持ちを宿した
でも酔っ払うと最高に楽しく笑わせてくれる人で。

いつ会えるわけじゃないけれど、
いなくなってしまうのはあまりにも寂しくて。


この冬、彼の追悼ライヴをやるらしい。


電話だってしょっちゅうはしない。
でも、そこにいてくれるのといないのでは、
どうしたって違いすぎるから。

仲間の顔を、確かめに行こうと思う。



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