昨日の続きです。(長くてすみません)
形成外科に予約を入れ、診察を受けました。 先生が「失礼します」と言って、 乳首の周りを円で描くように、指でとんとんと叩いていきます。 「こうやっても、出てきませんね」 確かに、凹んだまま。めり込んでいて、まったく姿が出ないんです。
「これは手術して出さないとだめですね」 「手術!?」 私は前に、母乳の搾乳機のような器具で、 引っ張り出す治療があることを聞いていたから、 そんな大掛かりなことになるとは思っていませんでした。
「それはね、成長段階の20歳前の人ならいいけど、 大人になると、難しいんだよね」 …そっか、遅すぎたのね。 30分ぐらいの簡単な手術ということで、お願いしました。
当日、簡単だというので気楽に行ったら、 看護婦さんが「昨日は眠れた?」なんて聞かれて…。 手術用の服に着替えて、手術室に入ったら急に緊張してきました。 手術台に上がったのは、生まれて初めての経験。
胸をアルコールで拭かれ、手術部分が見えないように囲われ、 乳首周囲を麻酔注射…痛い!(←注射大嫌い) 胸に感覚が無くなってから、手術開始。 乳首の横を少しずつ切って、凹んだ部分を引っ張り出して固定。 ビートルズの曲をBGMに坦々と手術は進み、30分後に終了。 下着の圧迫を受けないようにリングを被せ、 その上からガーゼとテープで頑丈に保護。 痛み止めと化膿止めをもらって、帰宅。
数時間後、麻酔が切れ始めたら胸がズキンズキンと痛む。 「なんでこんなこと、しちゃったんだろう…」なんて ちょっと気弱になって、痛み止めを飲んで寝ました。
それから、1週間はお風呂に入れませんでした。 体を拭いたり、洗面所で髪を洗うだけ。 1週間後、ガーゼを外し、保護フィルムに貼り換えて、 ようやくシャワーの許可が下りました。
その後は1ヶ月ごとに、様子を見せに行っています。 今も、下着に圧迫されるとまた凹んでしまう可能性があるので、 リングは被せたままです(何かの時は、外しますけどね…) 「後2ヶ月ぐらいで完全に外せるでしょう」 と、おとといの診察で言われました。 右とは少々形が違うけど、やっと人並みな見た目になりました。 よかったよかった。
ちなみに治療費は、健康保険が適用されます(2割負担で安心)
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