本社の監査役が来て、会社の帳簿を見ていった。 私が帳簿をつけて×年、初めての点検。
「これ、どういう仕訳?」 「商品の売上が、振込手数料を引かれて銀行に振り込まれたんです」 『売上 60000円 預金 59580円 支払手数料 420円』
「面倒なことしてるねえ。どこの支社もこうだよ」 『売上 59580円 預金 59580円』
……な、なにーー?
「いちいち手数料あげてたら、面倒でしょ。 入金額をそのまま貸借に書けばいいんだよ。無駄な時間を使ってるね」
…簿記でこういう風に習ったんですけど。 前の人からも、そう引き継いで、×年間も続けていたんですけど。
真面目にやっていたつもりなのに、 無駄な時間と言われただけで、かなり萎える…。
萎えたまま、帰宅。 相変わらず彼からのメールは、『しばらく会えない第2弾』から無し。 私は一応、毎日書いているのに。
返事の無いメールは独り言と同じで、空しい。 これも、書くだけ無駄?
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