2008年09月14日(日) |
本「ゴールデンスランバー」 |
伊坂幸太郎
やっと読み終えました。
読み始めるのに、時間がかかり
読んだら面白くて、またちびちび読むクセがでてしまい。
1週間もかけて読んでしまいました。
個人の幸せがある日突然消えてしまう恐ろしさ。
これが荒唐無稽な1mmもありえないフィクションならどんなにいいか。
作者は「読んだ方が真に受けないといい」とあとがきでかいていたけど
マスコミのありようとか、無関係に見ている視聴者とか
冤罪かどうかわからない、たしかめようのないこととか
現実にありえることが沢山出てくるんだよね。
青柳さんのお父さんの息子に向けたメッセージを読んでいて
胸がいたくなりました。マスコミに向けていう言葉
「自分の仕事が人の人生を台無しにするかもしれない」
私も仕事に着就く前によく考えていたことだったな。
できるだけ、他人の人生に介入しない仕事を選ぼうと。
私みたいなうっかりものはそういう重大な仕事に就いてはいけないのだと。
伊坂幸太郎さんの書く小説には
いつも「そうだよね、そう思う」ってことであふれています。
それから、偶然なんてない・・かも。
て思える巡る人生も。
|