2007年12月13日(木) |
本「フィッシュ・ストーリー」 |
伊坂幸太郎 新潮社 2007年
急に小説が読みたくなって集中して読むが・・ 収録されている「動物園のエンジン」と「サクリファイス」 は今に面白くなる〜と信じて読み続けてちょっと肩透かし。 面白くないこともないけど、期待が大きすぎた。 でも、後半に巻き返しました。 表題の「フィッシュ・ストーリー」 そして書き下ろしの「ポテチ」 これは私が期待したとおりの伊坂幸太郎さんのお話でした。
「フィッシュ・・」は不思議な形式で、でも最後にカタルシスのある物語。 ん〜なんなの?と思っていたら、あ〜そうか〜て思えて ちょっと心がウキウキしました。
「ポテチ」は登場人物がすごく魅力的。 黒澤さん、大西さん、そして母ちゃん。 もちろん今村もいいんですが・・ でも本来、母ちゃんを除いたら、 あまりお近付きにはなりたくない人々なのですが でも、小説ですからね。アリです。
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