2007年06月08日(金) |
本「本当は知らなかった 日本のこと」 |
鳥越俊太郎 しりあがり寿 ミシマ社
実はまだ文章は読んでないのですが(すみません) しりあがりさんのマンガだけ読みました。(すみません) 面白くて、わかりやすくて、そしてちょっとせつない部分もあって 本当に相変わらず、すさまじいなあ〜〜!!
「落ち着けナマハゲさん」は爆笑しました。 「分けるということ」はしんみりして 「マジメな人の悲劇・・」はむごいけど、本当に事実だな。 ゆとり教育や個性を育てるとか、国の思いつきの、その場限りの方針をマジメに受け取って実行した人がかなり割を食っているんじゃないでしょうか。 なんでも信じ込みやすいというか、マジメにお上のいう事を聞かねばなんねえだ!みたいな人とか あまり自分でモノを考えるのが苦手で、誰かがなんとかしてくれる〜とか思ってる人の子どもはかなり〜ヤバイ感じがしました。 まあ、そうはいっても学校で教えてもらうことが全てではないので、やはり読み書き・算数がきちんとできて ルール・マナーの大切さが理解できていたら大丈夫なんじゃないかと思う。 読み書き・算数が出来ているか、確認もしないで学校まかせにしてる親はかなり豪快だと思いますし ルール・マナーは親が手本になるしかないと私は思っているので、それも学校預けにしてるのならもっと豪快かと思います。 ウチの親も結構豪快さんなんですが、あの頃はまだ学校も大人も機能していた気がします。運がいい。
「不安の元」は取られるものがあるから取られるんだ、とオレオレ詐欺に関して語った師匠の話と一緒だし。 「少子化対策決定版」は笑えないけど、まあそうなるね。という感じで・・ 一夫一婦制の無理が出てきたのが少子化の原因かなあ〜しかし一夫多妻制になっても解消しなそうな気もします。 やっぱり女性が一人でも子どもを安心して育てられる社会にすることが一番の解決策なんじゃないかな〜〜と思いつつ
ちょっと余談だけど。 「ニューズウィーク」にアフリカの旱魃などの支援に物資でなく、ATMでお金を支給する方法で上手くいく場合もあることが書かれていた。 しかし、そのお金を有効に活用しているのは主に女性で、食料や子どものための教育費など狙い通りの使い方をしてるのだが 男性はタバコやギャンブルにつかってしまう人が多いという。この報告は1度目ではないと思う。 すごくステレオタイプなイメージだけど、ちょっとどころで無く納得。 そういう地域こそ、女性が一人で子育てしていける支援が役立つと思える。
もちろん一部のよい夫・父親もいるのでしょうけど、本当にダイヤモンドの原石を探すくらい少ない気がします。 けれども、日本では女性もそいいう傾向が増えてるんじゃないかと思う。 生活に困っても子どものものを買うより、自分のブランドバッグやパチンコにいっちゃう人ね。 生活に困ってなくても、精神的や時間的にも子どもより自分を優先する人が確実に増えてるんじゃないかな。 と自分が出歩いていて、子どもをつれてる母親とか見てるとそう思えるから。でも少数なのかな・・やっぱ。
親になるのには資格はいらないけど、その時、必要なものが判断できないような人を親をもった子どもは悲劇ですよね。 昔は、芯の強い女性が、防波堤になって子どもを守ったかもしれないけど、今はそんなことに期待してもしょうがない。
「ある「実」の話」にあるとおり、こんな風に子育てについてあれこれ考えるようなことがいけないのかもしれませんが。
ダヴィンチが発売されました。「ヴィリ」を急いで読む。 あり〜?やっぱそうなのか〜〜〜 これってオカルト系の漫画だったのかな・・・
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