2002年04月08日(月) |
映画「バクダッドカフェ」 |
この映画は1987年に制作されていたのね。 タイトルと主題歌「コーリング・ユー」だけやたらと耳にしていたのに なかなか見る機会がなかったのですが 土曜日の深夜に寝ようと思った時「コーリングー・ユー」がテレビから 流れてきたので、とりあえず録画。(ねむかった) そして今日、やっとこさ見られた。
御伽噺。決して悪い意味でなく。 いかにも寂しげな、心に訴えかけるような歌声がこれから始まる物語が ハッピィなものだと感じさせないと勝手に思い込んでいたのですが 何年たっても、人伝に伝わり、こうして見る機会のある映画というのは 後味悪いものは少なくないのだなあ、と思いました。
涙と汗で出会った女性2人が何もかも上手くいかない状況から、 笑顔をとりもどしていく姿が無理なく描かれている。 元気が出るとか、ハッピーになれると臆面もなくいえちゃう映画にならないのは 空と大地の色や風に暴れる砂など乾いた背景がきっとそうさせているのだと思う。 映像、音楽、物語、キャストのどれもがいいかんじです。
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