言霊
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2002年01月25日(金) |
◇ メロディ&ハーモニー |
「ひとり」と「ふたり」。私とあなた。 なんでだろうね。 「さんにん」からは「〜にん」と数えるのに、その二つだけが特別。
特殊なケースを除いて「ちゃんと向き合える人数」って一人だけだと思う。 少なくとも私は、二人以上の相手を前にすると……要するに、自分と相手以外に誰かがいると もう全然「会話」できてる感じがしない。 自分って頭悪いのかなァ……と感じる瞬間でもある(^^;
「沢山」の中に自分を置くのは、たいして苦痛じゃない。 それは、水に浮かぶ板の上で落ちないようにバランスを取るようなもの。 自分が居る位置を少し意識すればいいんだよね。これが昔は苦手だったんだけどサ。 あとは変な力を入れずに自分らしくあれば。 まぁたまには疎外されることもあるけどね。なんとかやっていけるかな〜って自信もついた。 だけど違う。 ひとりとかふたりってやつは、やっぱり違う。
ボーカルとコーラスみたいなもんかな。 高いキーで抜けていく人には、少し嵩のある優しい重さを。 低くてハスキーで存在感のある人には、そこに填り込まない羽根のような軽さを。 そんなふうに傍に在って、意識しあっていければ……。
そうね。 ひとりって、メロディみたいな。ふたりって、ハーモニーみたいなもんかな。
そう考えると私たちって、一生のうち何度くらいキレイにハモってるんだろうね。 相手の呼吸が見える位置で、ちゃんと「ふたり」になれる瞬間って きっと、すごく大切で貴重な時間なんだろうなぁ。。。
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